TOEICの運営会社が発売している、「TOEIC 公式問題集 5」のレビューを行います。
初心者から上級者まで、TOEIC学習者全ての「運転免許証」とも言えるこの参考書。
ぜひその内容を確かめその価値を知り、今後の学習に役立ててください。
きむきむ。
TOEIC試験の内容やレベルを知るために、何か良い方法ってある?
博士
うむ。手っ取り早く「試験を知る」には、TOEIC公式問題集が1番じゃ。
きむきむ。
TOEIC公式問題集?あの新形式になってから6冊位出版している本のこと?どれを選んだら良いかわからないなー。
博士
ほっほっほ。心配ご無用じゃ。困ったらとにかく新しいものを買えば良いんじゃ。
博士
もし誤って古いものを買ってしまっても、公式問題集は価値のある参考書じゃから、いろいろと使いみちはあるぞ。要はその人の使い方じゃ
きむきむ。
なるほどねー。じゃあとりあえずその新しい公式問題集 5の説明聞かせてよー。
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・TOEICの運営元が保証する、TOEICクオリティーの模試。
・リスニングの音声が、テスト本番のナレーターと同じ。
・TOEIC史上初めて、リーディングセクションの音声が収録。
TOEIC 公式問題集 5の内容
TOEIC 公式問題集5は、TOEICの運営元が発売しているTOEICの参考書です。
正式名称は「公式TOEIC Listening & Reading 問題集 5」ですが、ここでは一般的に呼ばれている「TOEIC 公式問題集 5」と書いていきます。
参考書の特長としては、
・模試が2回分収録されている。
・模試で使われている「重要な語句」や「役に立つ表現」が掲載されている。
・スマホから音声をダウンロードできる。
といったところが挙げられます。
きむきむ。
TOEICの運営元が、「対策本まで発売している」なんて新鮮!
博士
そうじゃの。だからこの参考書で使われている単語や熟語は、必ず目を通しておかなければならないのじゃ。
博士
TOEICの出題傾向が変われば、当然その対策も変わってくる。トレンドを押さえるためには公式問題集が必要じゃ。
きむきむ。
なるほど。いちいち試験会場まで行くのも面倒だし、さくっとパソコンで購入して自宅で学習する感じね。
博士
うむ。TOEIC試験を受けても、点数や解説などのフィードバックは無い。じゃがこの公式問題集なら、すぐに点数もわかるし弱点の補強もできる。
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TOEIC 公式問題集 5のおすすめポイント
TOEIC 公式問題集 5には、3つのおすすめポイントがあります。
・TOEICの運営元が保証する、TOEICクオリティーの模試。
・リスニングの音声が、テスト本番のナレーターと同じ。
・TOEIC史上初めて、リーディングセクションの音声が収録。
それぞれ説明していきます。
TOEICの運営元が保証する、TOEICクオリティーの模試。
TOEIC 公式問題集 5は、TOEICの運営元が発売している模試の参考書です。
そのため近年「難化傾向にある」と言われるTOEIC試験に最も近い、あるいは今後の出題傾向となるヒントがたくさん散りばめられている模試です。
模試の参考書は他の会社から数多く出版されていますが、本を出版するには時間がかかります。
本を作成している間に「出題傾向や難易度が変化する」可能性もあるため、
「試験の傾向や難易度を知る」という意味では、試験の運営元と著者が同じ「公式問題集5」はオススメです。
博士
うむ。言い換えれば、中学・高校生の時にあった、「中間・期末テストの出題範囲」みたいなものじゃの。
博士
出題されないものをいくら勉強しても点数は上がらん。TOEIC学習者は時間や予算に限りがある人がほとんどじゃから、いろいろな参考書に手を出すより、まずはこの1冊じゃな。
きむきむ。
へー。まずこの参考書で「必ず出るところ」を学習し、その後に他の参考書をいろいろ考えていく感じかな?
博士
そうじゃ。「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」ってやつじゃの。
きむきむ。
言葉が難しくてわからないから、ちょっと立場をわきまえてくれる?
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リスニングの音声が、テスト本番のナレーターと同じ。
TOEIC 公式問題集 5のおすすめポイント2つ目は、「リスニングのナレーターが本番と同じ」ということです。
リスニングというのは、英語も日本語も「慣れ」の部分がとても大きいです。
ある程度習熟度が高まれば、たとえ一部の単語を聞き取れなくても「文の前後関係から意味を読み取る」ことができます。
ただ初めのうちはそれは難しい作業なので、
ことがとても大切です。
博士
そうじゃ。このナレーターが同じ人というのは、他の会社では絶対に真似ができないことじゃ。
また、その他にも「TOEIC 公式問題集 5」では新しいナレーターが登場するなど、リスニングセクションに変化があります。
特にイギリス人女性の発音は、初めての場合聞き取るのが難しいので対策が必要です。
きむきむ。
イギリス英語とかオーストラリア英語とかわけわからん。
博士
その気持ちはよくわかるぞい。ただTOEICはあくまでも試験にすぎないんじゃ。突発的な発言はないし、喋る内容も限定的じゃ。
博士
だからこそお手本となる参考書を使って、それをベースに学習を積み上げることが大切じゃ。
きむきむ。
なるほどね。「千里の道も一歩から」「ローマは一日にして成らず」ってやつね。
博士
キミ、さっき「難しいこと話すな」って言ってなかった?
Educational Testing Service
TOEIC史上初めて、リーディングセクションの音声が収録。
TOEIC 公式問題集 5のおすすめポイント3つ目は、「リーディングセクションの音声が収録」されているということです。
きむきむ。
え?リーディングセクションの音声って、聞く意味あるの?
TOEICで最も簡単に800点、900点以上の点数を獲得する秘訣は、
です。
TOEICの目標スコア別の勉強計画で度々触れていますが、
最短で効率良くスコアアップを目指すためには、リスニングセクションの攻略が必要です。
そのためには、リーディングセクションレベルの文章を用いて「リスニング能力を高める」必要があります。
そうしたリーディングセクションの音声が付属する参考書は少ないため、至高の模試は非常に価値があります。
またもちろんその学習を継続することで、語彙力、読解力の向上にも繋がります。
↓「【勉強計画のまとめ】TOEIC目標スコア別」はこちら
【目標スコア別】TOEIC学習計画、記事の一覧(まとめ)こんにちは、ブログ管理人のきむきむです。 TOEICの勉強に取り組んでいる皆さん、アクセス頂きありがとうございます。 当ブロ...
きむきむ。
TOEICの長文は読むだけでも大変なのに、聞くという学習法もあるのか。やだな。もう海に帰りたい。それか貝になりたい
博士
(情緒不安定じゃな)大丈夫じゃ!そこまで求めるのはTOEIC上級者のみじゃ。
博士
このブログはTOEIC 300点台から950点までの学習法を載せている関係上、リーディングの音声について言及しただけじゃ。
博士
明らかに負担を感じる学習は、継続できないし効果も薄い。目標スコア別の対策が肝心じゃぞ。
きむきむ。
それなら良かった。つまり、初心者でも上級者でも、TOEIC 公式問題集 5は「いろいろ使いみちがある」ってことね。
博士
そのとおりじゃ。だからこそ、公式問題集は古いバージョンを買っても役に立つし、それだけ多くの人に支持されているんじゃ。
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TOEIC 公式問題集 5のデメリット
きむきむ。
博士〜。じゃあ、逆に公式問題集 5のデメリットはないの?
博士
デメリットというと大げさじゃが、他の参考書と比べて物足りない点はあるぞ。
TOEIC 公式問題集 5を使用する上で、気をつけるべきことは下記の2つです。
・模試が2つしか含まれていない。
・リーディングセクションの説明が物足りない。
模試が2つしか含まれていない。
TOEIC 公式問題集 5には「模試が2回分」収録されています。
ただ他社の模試の参考書は「模試が3回分」含まれていることが多いです。
リーディングセクションの音声が含まれるなど、公式問題集もコンテンツが強化されていますが、ほぼ同じ価格で模試の回数が少ないのはとても残念です。
博士
そうじゃな。ただ参考書も復習することが大切じゃから、学習に充てられる時間を考慮して考えるのも良いと思うぞ。
きむきむ。
ちなみに博士は、1回の模試をどれくらいの期間で勉強するの?
博士
少なく見積もっても、「2〜3週間」じゃな。模試だけでなく他の参考書も使用するだろうし、公式問題集は2ヶ月はもつじゃろ。
きむきむ。
2ヶ月、結構長持ちするのね。じゃあ学習期間が2ヶ月なら公式問題集。3ヶ月なら他の参考書ってこと?
博士
うむ、それが良いじゃろ。ただリスニングを強化したいなら、ナレーターが本番と同じ公式問題集が優先じゃな。
博士
ちなみにリーディングセクションの音声を使用して学習を行うTOEIC上級者は、模試1回あたり1ヶ月は時間をかけたほうが良いぞい。
リーディングセクションの説明が物足りない。
TOEIC 公式問題集 5は、他の模試と比べてリーディングセクションの説明が物足りない印象があります。
基本的なことはもちろん書かれていますが、もっと詳しい模試の参考書も存在します。
博士
ただそれほど気にしなくて良いぞ。大切なのは、参考書の目的を知ることじゃ
博士
そうじゃ。TOEIC 公式問題集 5の強みは、「TOEIC試験を知り、自分を知り、リスニングに慣れること」じゃ。
博士
純粋に「知識を身につける」という意味では、他にも良い参考書がある。じゃから公式問題集 5は必要不可欠な参考書じゃけど、
博士
この1冊だけで「TOEIC全てを戦える」とは思わん方がいいの。
きむきむ。
そっか。公式問題集は、「TOEICを知る」「自分の実力を知る」「リスニングを強化する」が目的の参考書なのね。
きむきむ。
自分に何が必要か、弱点を知ることに意味があるってことか。
博士
そうじゃな。なんたって、試験の運営元が発売している模試じゃからの。必要がない勉強をしないためにも、予め基準を知ることは大切じゃ。
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TOEIC 公式問題集 5のレビュー まとめ
・TOEICの運営元が保証する、TOEICクオリティーの模試。
・リスニングの音声が、テスト本番のナレーターと同じ。
・TOEIC史上初めて、リーディングセクションの音声が収録。
博士
TOEIC 公式問題集 5は、「試験を知る」「自分の弱点を知る」「リスニング力を身につける」の3点において、良い参考書じゃ。
博士
参考書のやり方次第で、初心者からTOEIC 900点を超えてからも学習を行うことができる。
きむきむ。
ただこれ1冊で学習が完了するわけじゃないから、知識をつけるための参考書も必要ね。
博士
うむ。文法だったり単語だったり。目標スコア別の参考書も良いのう
博士
何の参考書が必要になるかは、人によってそれぞれ違うものじゃ。そのためまずは模試を解いて実力を認識し、そこから学習計画を立てよう。
きむきむ。
「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」ってやつね!
きむきむ。
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以上、「TOEIC 公式問題集 5のレビュー」でした。
それではまた、次の記事でお会いしましょう。
管理人、きむきむでした。
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