TOEICのパート6問題に特化した参考書、「パート6特急 新形式ドリル」をレビューしていきます。
TOEICのリーディングセクションにおいて、Part 6はこれまで地味な存在でした。
というのも、「文法事項」に関してはPart 5。
「読解」に関してはPart 7で対策を行うことができ、
その2つの学習を行えば、Part 6の対策はそれほど行う必要はないとされていたからです。
しかし2017年にTOEICの形式が変更され、Part 6の問題数も12問から16問へと拡大。
文法・語彙の知識に加えて、これまで以上に読解能力が問われるようになりました。
その結果必要になったのが、Part 6の対策です。
当記事ではレビューを通し、
パート6特急 新形式ドリルのおすすめポイントやデメリットを紹介していきます。
記事を通して、ぜひ自分に合った参考書かどうか確かめて見てください。
・Part 6の問題を、模試7.5回分解ける。
・タイムマネジメントが学べる。
・TOEIC初心者から上級者まで使える。
目次
TOEIC パート6特急 新形式ドリルの内容
TOEIC パート6特急 新形式ドリルは、パート6に特化した参考書です。
パート6では文法や語彙、読解力を試す問題が数多く出題され、それらの問題をいかに早くこなすかが、TOEICを攻略するうえで重要な鍵となります。
イメージとしては、最も難しいPart 7の長文問題に取り掛かる前の「門番」です。
けして難問ではありませんが、簡単でもないパートです。
この参考書の特長としては、
・パート6専門の「特急」問題集
・全部で120問収録(40問×3セット)
・文庫本サイズで持ち運びが簡単
といったところが挙げられます。
TOEICの特急シリーズは「文法特急」や「900点特急」が有名ですが、
同じくいつでもどこでも学習できるアウトプット中心の参考書です。
↓「文法特急 レビュー」はこちら↓
↓「900点特急 レビュー」はこちら↓
TOEIC パート6特急 新形式ドリルのおすすめポイント
TOEIC パート6特急 新形式ドリルには、3つのおすすめポイントがあります。
・Part 6の問題を、模試7.5回分解ける。
・タイムマネジメントが学べる。
・TOEIC初心者から上級者まで使える。
それぞれ説明していきます。
Part 6の問題を、模試7.5回分解ける
パート6特急 新形式ドリルには、120問の問題が収録されています。
Part 6の問題数は16問なので、これは模試7.5回分の問題を解くのと同じことになります。
これは非常にお買い得です。
模試が10回分収録されたYBM超実践模試リーディングという参考書もありますが、こちらが中々良いお値段するのに対し、
パート6特急 新形式ドリルのお値段はわずか800円ちょっとです。
そのためピンポイントでパート6を学習するには、最もコスパの高い部類の参考書と言えます。
タイムマネジメントが学べる
パート6特急 新形式ドリルは、タイムマネジメントを意識した学習を行うことができます。
以前ご紹介した究極のゼミでは、
・Part 5・6→20分
・Part 7→55分
という時間配分で問題を解くことを推奨していました。
↓「究極のゼミ Part 5 & 6 レビュー」はこちら↓
パート6特急 新形式ドリルではさらに細分化し、
Part 5を〇〇分、Part 6は〇〇分で解く、という模範例が複数載っています。
リーディングセクションは全ての問題においてタイムマネジメントをする必要があるため、
このシミュレーションは非常に役に立ちます。
TOEIC初心者から上級者まで使える
パート6特急 新形式ドリルは、TOEIC初心者から上級者まで幅広く使用することができます。
学習のイメージとしては、
・初心者→パート6の勉強の導入として
・上級者→勉強の仕上げとして
活用することになります。
特に上級者の場合は、勉強の仕上げとしてあまり解く機会がないパート6を短期で集中的に取り組むことができます。
模試7.5回分の問題量なので、2日もあれば参考書を1周させることができます。
TOEIC パート6特急 新形式ドリルのデメリット
パート6特急 新形式ドリルを使用する上で、気をつけるべきことは下記の2点です。
・本の構成が親切ではない
・問題は、易しめ。
本の構成が親切ではない
TOEIC パート6特急 新形式ドリルは、本の構成にクセがあります。
問題を解いたページの次に解説が来るのではなく、後ろの方に解説が掲載されています。
そのためすぐに答えを確認することができず、「一問一答形式で参考書を使用したい方」には使いづらい構成となっています。
もし毎回すぐに答えを確認したい場合は、
事前に付箋を貼るなどして、該当ページをすぐに開くことができるよう、工夫することが求められます。
問題は、易しめ
パート6特急 新形式ドリルに掲載される問題は、比較的易しめでオーソドックスな問題が揃っています。
そのためパート6の学習の導入としてはふさわしいですが、
単純に難しい問題にチャレンジしたい方にとっては、物足りない可能性があります。
難しい問題にチャレンジした方は、
YBM超実践模試リーディングからパート6だけ抜き出してまとめて解いたり、TOEIC 990点攻略など上級者用の参考書を使用して下さい。
TOEIC パート6特急 新形式ドリルのレビュー まとめ
・Part 6の問題を、模試7.5回分解ける。
・タイムマネジメントが学べる。
・TOEIC初心者から上級者まで使える。
以上、「TOEIC パート6特急 新形式ドリルのレビュー」でした。
それではまた、次の記事でお会いしましょう。
管理人、きむきむでした。
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