「TOEIC テスト 直前の技術」をレビューしていきます。
直前の技術は、TOEIC試験の1週間前でも役に立つ良い参考書です。
この本のおすすめポイント、そしてデメリットをご紹介します。
記事を通して、ぜひ自分に合った参考書かどうか確かめて見てください。
きむきむ。
ヤバいです。来週TOEICのテストがあるんだけど、何もしてないです...。
きむきむ。
これマズイですよね。今から勉強しても間に合わなさそう。
きむきむ。
え?まさか「TOEIC試験直前」でも、役に立つ参考書とかあるの?
博士
もちろんじゃ。英語の知識そのものを伸ばすにはちとタイトなスケジュールじゃが、「TOEICのテクニック」を身につければ、まだ十分スコアアップを望めるぞい。
きむきむ。
お〜!それだよそれ!ボクが求めていたのは。博士はさすがだね。ラクにスコアアップできる参考書を教えてよ。
博士
ほっほっほ。さすがにそれは言いすぎじゃな。けしてラクでもないし、魔法でもないが、「TOEIC テスト 直前の技術」は、今のキミにぴったりじゃと思うぞ。
・最短1週間でTOEICを学べるカリキュラム。
・48の解答テクニックを学ぶことで、短期間でスコアアップが可能。
・模試が収録されているので、実践の場がある。
TOEIC 直前の技術の内容
TOEIC テスト 直前の技術は、TOEIC 600点から800点を対象とした、解答のテクニックを紹介する参考書です。
著者のロバート・ヒルキさん、ヒロ 前田さん、相澤 俊幸さんはこれまでに何冊もTOEICに関する本を出版しており、
また企業研修を多く手掛けるなど、「時間に限りのある社会人」に向けた指導が得意な執筆陣となっています。
参考書の特長としては、
・11日間でTOEICについて学ぶ体系的なプログラム。
・スコアアップが簡単な順に、TOEICの解き方やテクニックを説明。
・模試が1回収録。
といったところが挙げられます。
きむきむ。
へ〜。11日間って具体的に「カリキュラム」が組まれているのは良いね。
博士
そうじゃな。2週間もあれば最低1回は解くことが出来るし、やる気のある人なら「1週間」で解き終わるじゃろ。
きむきむ。
お〜!それなら来週TOEICのテストがあるボクにもピッタリだね。
博士
うむ。何を勉強すればわからない人にとっても、役立つ参考書になっておるぞ。
TOEIC 直前の技術のおすすめポイント
TOEIC テスト 直前の技術には、3つのおすすめポイントがあります。
・最短1週間でTOEICを学べるカリキュラム。
・48の解答テクニックを学ぶことで、短期間でスコアアップが可能。
・模試が収録されているので、実践の場がある。
それぞれ説明していきます。
最短1週間でTOEICを学べるカリキュラム
TOEIC テスト 直前の技術は、1週間から2週間で終わらすことの出来るカリキュラムが組まれています。
そのためTOEIC試験を直前に控えた方でも、無理のない学習が可能となっています。
具体的な内容としては、下記のようになっています。
・1日目→Part 2 (応答問題)
・2日目→Part 2 (応答問題)
・3日目→Part 5 (短文穴埋め問題)
・4日目→Part 5 (短文穴埋め問題)
・5日目→Part 6 (長文穴埋め問題)
・6日目→Part 3 (会話問題)
・7日目→Part 3 (会話問題)
・8日目→Part 4 (説明文問題)
・9日目→Part 7 (読解問題)
・10日目→Part 7 (読解問題)
・11日目→Part 1 (写真描写問題)
またこの
Part 2→ Part 5 → Part 6 → Part 3 → Part 4 → Part 7 → Part 1
という順番での学習は、実は「スコアが上がりやすい順」の学習となっています。
そのため本当に時間が無い方は、このPart 2やPart 5の箇所を解くだけでも、点数が上がる可能性があります。
きむきむ。
お〜、問題を解く順番がバラバラで不思議だったけど、学習の効率が考慮されていたのか。
博士
うむ。やっぱり点数が上がるのは気持ちの良いことじゃからの。
博士
まずは簡単なところから、ちゃっちゃと点数を上げてしまうのがええ。
きむきむ。
もしすでに知っているテクニックだったら、問題を飛ばしてその後のパートに取り組む、ってことで大丈夫ってことだよね?
博士
そうじゃな。一通りカリキュラムが組まれているから、すでに知っているところは飛ばして残りの部分を学習するのが有効じゃな。
48の解答テクニックを学ぶことで、短期間でスコアアップが可能
TOEIC テスト 直前の技術は、問題を解く上で欠かせない48の解答テクニックを紹介しています。
このテクニックを知ることで、短時間でもスコアアップが可能です。
きむきむ。
お〜48の解答テクニック。魅力的だけど、なんか怪しい。
博士
ただ難しく考えなくても大丈夫だぞ。要は「TOEIC試験そのものを知り」、解答するための「見るべきポイントを学べる」ということじゃ。
博士
そうじゃ。TOEIC試験本番まで時間が限られているということは、英語力そのものを伸ばすことは難しい。
博士
じゃがTOEICのコツさえ知っていれば、同じ英語の知識量だとしても、スコアは高くなるとは思わないかい?
博士
例えばタイムマネジメント。この参考書ではタイムマネジメントに関して多く言及されておる。
博士
TOEICについて知らない人が、時間を考慮せずに20問解くのと、タイムマネジメントを意識し、「1問あたり30秒しか使えない」と予め意識した上で問題を解くのでは、どっちが正答率が高いと思う?
きむきむ。
あー、確かに時間を意識していない人の場合、「最後まで問題が解き終わらない」かもしれない。まるで長文問題のPart 7に取り組むボクみたいに。
博士
そうじゃろ。だが、この2人の英語の「知識量は同じ」じゃ。違いは、「時間に対する意識」があるかどうか。
きむきむ。
お〜、つまり「知ってるか知っていないか」ってことね。
博士
そうじゃ。このTOEICのやり方を教えてくれるのが「直前の技術」で、だからこそ、「試験が近くてもスコアアップが可能」なのじゃ。
きむきむ。
さっきから「試験直前」って言ってるけど、むしろ時間に余裕があるうちに知って置いたほうが良さそうだね。
博士
うむ。だからこのブログの「スコア別勉強計画」では、勉強の初期段階で、「直前の技術」を使うように推奨しておる。
↓「【勉強計画のまとめ】TOEIC目標スコア別」はこちら↓
【目標スコア別】TOEIC学習計画、記事の一覧(まとめ)こんにちは、ブログ管理人のきむきむです。 TOEICの勉強に取り組んでいる皆さん、アクセス頂きありがとうございます。 当ブロ...
模試が収録されているので、実践の場がある
TOEIC テスト 直前の技術は、模試が1回分含まれています。
そのためTOEICのテクニックを学んだ後に、それを実際に試す場が設けられています。
博士
そうじゃな。学習はインプットだけでは不十分じゃ。アウトプットを通して改めて学び、学んだ内容を記憶に定着化させることができる。
勉強法のおすすめとして、下記のやり方があります。
①初めに模試を解く(採点はしない)
②直前の技術を一通り解く。
③仕上げの模試を行う。
④学習前の模試と、仕上げに取り組んだ模試とで点数を比べる。
きむきむ。
これなら「勉強前と後」とで、どれくらい自分が成長したかわかるね。
博士
そうじゃな。自分の成長を実感したい方におすすめじゃ。
博士
「直前の技術」のやり方が気に入り、もっとこのやり方をマスターしたいと思ったら、「
直前模試3回分」を追加で使うのがおすすめじゃ。
TOEIC 直前の技術のデメリット
きむきむ。
博士〜。ここまで
金のセンテンスの魅力しか書いてないけど、じゃあ逆に、この参考書のデメリットとかはないの?
博士
デメリットというと大げさじゃが、気をつけなければならない点はあるの。
TOEIC テスト 直前の技術を使用する上で、気をつけるべきことは下記の2点です。
・英語力を伸ばすには、それなりに工夫が必要。
・TOEIC本番で使われる問題冊子よりも、参考書のサイズが小さい。
英語力を伸ばすには、それなりに工夫が必要
TOEIC テスト 直前の技術は、「TOEICの解き方、テクニック」を解説する参考書です。
そのため「英語力をのばす」というより、「本番で成果を出すためのやり方」を学習する本です。
博士
TOEICを学習する人の中には、純粋に英語力を伸ばすために取り組んでいる方がおる。
博士
もちろんこの参考書で英語の知識が伸ばせないわけではないが、そうした人にとっては物足りない内容かもしれん。
きむきむ。
確かに。この本は、「時間の限られた人が、TOEICで目標スコアを達成するための本」だもんね。
博士
うむ。TOEICのやり方やテクニック中心の内容となるため、けして英語力の向上にフォーカスした参考書ではないってことじゃの。
きむきむ。
英語力を伸ばすには、模試のスクリプトを使ってオーバーラッピングするなど、自分なりの工夫が必要ってことだね。
TOEIC本番で使われる問題冊子よりも、参考書のサイズが小さい
TOEIC テスト 直前の技術は、TOEIC本番で使用される冊子のサイズよりも、小さい参考書です。
模試は基本的に本番を想定して行うトレーニングではありますが、サイズが小さくなる分、写真の見え方やページを開く時の感覚が異なります。
博士
最近の模試の参考書は、本番と同じような大きさで、非常に使い勝手が良い。冊子が外れるタイプもある
博士
けして直前の技術が使いづらいわけではないが、試験直前に行う場合は、本番と問題の大きさが違うことを頭の片隅に入れておいて欲しい。
きむきむ。
博士は「普段の学習のときから本番を意識」させるから、参考書のサイズ感は気になるみたいだね。
博士
うむ。持ち運びできる参考書は基本的にとても好きじゃが、模試は大きめの方が好みではあるな。
博士
直前の技術は持ち運びできるサイズ感じゃが、模試の大きさがやや小さい。
博士
ほっほっほ。そういうもんかの。じゃったら、直前の技術の使用上の注意は、ほとんどなくなるの。あとはキミもやるだけじゃい。
きむきむ。
おっと。急に圧が強くなってきた。言わなければよかった。
TOEIC 直前の技術のレビュー まとめ
・最短1週間でTOEICを学べるカリキュラム。
・48の解答テクニックを学ぶことで、短期間でスコアアップが可能。
・模試が収録されているので、実践の場がある。
博士
特に有効なのが「TOEIC 600点」を目指している人で、試験1週間前に取り組んでもスコアアップする可能性があるぞ。
きむきむ。
ただテクニック中心の参考書になるから、英語の知識を身につけたい人は、自分なりに工夫して学習するようにしてね。
博士
そうじゃな。模試が1回分含まれているから、その内容を全部解けるくらい復習しておこう。
きむきむ。
「
直前模試3回分」という参考書も発売したから、気に入った方はこちらの模試もチャレンジしてね。
きむきむ。
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以上、「TOEIC L&R テスト 直前の技術のレビュー」でした。
それではまた、次の記事でお会いしましょう。
管理人、きむきむでした。
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