家庭用 プラス(PLUS)「コンパクト裁断機」を使う様子をご紹介致します。
本をデジタル化 (電子書籍化)することを「自炊」と言いますが、
効率的な作業環境を構築するために必要なのが、こういったコンパクトな「裁断機」です。
みなさんに質問ですが、「電子書籍元年」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
電子書籍は、おそらく使われている方も多いですよね。
・Kindle
・楽天Kobo
・ONYX (BOOX Nova)
いろんなメーカーが端末を発売していて、それぞれ異なった良さがありますよね。
その電子書籍が普及し、「出版業界が激変するのでは?」と世間で話題になったのが、
2010年です。
そしてその2010年に発売されたデバイスが、そう
初代iPadです。
初代iPadは重たい作業をすると落ちることもあったのですが (メモリが256MBのため)
一部の間で「何だかわからないけど、未来のデバイスだ」との期待値が高く、
人気漫画「新サラリーマン金太郎」でも、主人公の金太郎が出版社の社長に就任するなど話題を集めていました。
この何だかよくわからないけど、何かに使えそう。
というiPadの1つの活用法が、本の自炊化です。
日本でKindleストアが開設されたのは2012年なので、
iPadが発売された2010年から2年のタイムラグを埋める形で現れた読書愛好家の知恵とも言えるかもしれません。
目次
本をデジタル化 (電子書籍化)する方法
本を「デジタル化=自炊」するためには、いくつかの手順が必要です。
1番オーソドックスな方法が、
①紙の「本」や「参考書」を手に入れる (「写真」も大丈夫です)
②本を裁断(解体)する (製本された本を、ペラペラの紙の束にします)
③本を、スキャナーでスキャンする (テキスト認識、OCRも可能です)
④パソコンデータを管理する
というやり方です。
本を好きな方にとっては、この本を裁断するというプロセスが心苦しく感じると思います。
製本化された本の状態で、手に置いておきたいと思われるのも当然です。
そんな方は、切断しないでスキャンできる「ScanSnap」を使いましょう。
「非破壊用自炊」「非破壊スキャナー」、「スタンドスキャナー (ブックスキャナー)」とも呼ばれています。
今回この記事でご紹介するのは、「②スキャン」の手前のプロセスである、
「①裁断機」のレビューとなります。
プラス コンパクト裁断機「PK-113」の外観
それでは実際に、プラス「コンパクト裁断機」を見ていきましょう。
「PK-113」はまだAmazonで売られているモデルですが、
後継期が発売されているのでお求めの際は「PK-213」を選ぶようにしてください。
プラス「コンパクト裁断機」ですが、裁断機としては小さく省スペースで、軽量です。
・幅 45,5cm
・高さ 19cm
・奥行き 12cm
・重さ 5.5kg
収納のしやすさはトップクラスで、
使わない時は部屋のデッドスペースに隠して置くことができます。
裁断する際は、上記の写真のようにハンドル(レバー)を引き上げたのち、下げていきます。
プラス「コンパクト裁断機」を反対側から見ると、このようになっています。
本を裁断する際には、セッティングのためトレーを下げていきます。
プラス「コンパクト裁断機」には、本体に
・裁断方法
・取扱の注意点
などが記載されています。
特に難しいことは書かれていないですが、初めて使う際は念のため目を通すと良いでしょう。
ちなみにこちらのプラス「コンパクト裁断機」、単4乾電池で動く仕様となっています。
オレンジのスイッチをONにすると、
赤色LEDが作動し、
・切り口が正しくセッティングされているか
・切り口が真っ直ぐかどうか
確認することができます。
手前側は適切に裁断できても、セッティングミスで奥にいくほど線が斜めになったりすることがあるので、
この赤色LEDは積極的に利用しましょう。
きれいに裁断するためのガイド機能は、
赤色LED以外にもこちらの「移動ガイド」が存在します。
A4やB5などのサイズや、手間にメモリも付いているので積極的に使いましょう。
ちなみに「裁断機」は、
使えば使うほど刃が摩耗していきます。
大量に書籍を裁断する時はもちろんですが、
意外にやっかいなのが、「雑誌」です。
雑誌は製本に「ホッチキス」が使われているため、
外し忘れて裁断すると刃こぼれしてしまいますし、
また紙も静電気でくっつきやすいので、スキャンが飛び飛びになってしまうことがよくあります。
刃の交換に関しては、公式から動画が掲載されているのでこちらを確認してください。
私も2〜3回交換しましたが、動画を見ながら行うのが1番手っ取り早いですね。
プラス コンパクト裁断機「PK-113」で、本を裁断する方法
基本的な説明は終わりましたので、ここからは実際にプラス「コンパクト裁断機」を使って本を裁断していきます。
本のスキャンに関しては、明日改めて記事を投稿いたします。
今回デジタル化 (PDF化 or JPEG化)するのは、
ちばてつやさんの名作「あしたのジョー」です。
1960年代後半から1970年代 (昭和40年代)の漫画ですが、2011年には実写映画化。
・山下智久さん
・伊勢谷友介さん
・香里奈さん
・香川照之さん
出演で、主題歌は「宇多田ヒカル」さんの「Show Me Love (Not A Dream)」とかなり贅沢な映画となっています。
そして本の裁断ですが、まず
・本
・カバー
・帯
に分けます。
3つに分けたのち、裁断機に投入しやすいようにさらに細かくしていきます。
さてこの「あしたのジョー」。
文庫本ということもあり、かなり分厚いです。
プラス「コンパクト裁断機」が一度に切断できる量は、
一度に約60ページです。
購入する前はそれでも十分だと考えていたのですが、
実際数百冊裁断するとなると、この本を分ける作業が非常に面倒くさくて時間がかかります。
プラス「コンパクト裁断機」は、刃に手が触れない超安全設計 (子供でも使える)で、非常に使いやすくてオススメですが、
本を数十冊から数百冊裁断する予定の方は、よりパラフルで高額なモデルの購入を検討する必要があります。
たとえばDURODEXの「自炊裁断機」だと、一度に「200ページ」裁断できます。
「あしたのジョー」の裁断の話しに戻ります。
プラス「コンパクト裁断機」では本を丸ごと1冊、一度に裁断することはできないので、
使えるように本を細かくしていきます。
まず行うのは、
本の背の部分の切断です。
本の背の部分を取り外しました。
次はプラス「コンパクト裁断機」で使えるように、60ページ前後に本を引きちぎります。
本を引きちぎりました。
「引きちぎる」と書きましたが、
実際に結構力のいる作業なので、あまり本が多いと大変です。
本を解体するのは勇気が入りますが、
もし慣れない方は、初めから「デジタル本」と「紙」の本を購入された方が好ましいでしょう。
次に本のカバーです。
本のカバーは、コレクション愛好家にとってちょっとやっかいです。
均等にスキャンするとなると、上記のようにハサミで切り分けます。
ただ背もデジタル化したい場合は、それを加味した上で切り分ける必要があります。
漫画を
・本
・カバー
・帯
に切り分けたので、ここからは実際に裁断の作業に入ります。
まずプラス「コンパクト裁断機」の中に、本を投入します。
手前側にオレンジのスイッチがあるので、それをONにして赤色LEDを点灯させます。
そうすると、「刃が落ちる位置」が赤く照らされるので、
それを見ながら本を動かして、刃が落ちてくる(裁断する)位置を「微調整」します。
まとめると
・本の投入
・赤色LEDの点灯
・本の設置
・メモリの確認
・ハンドル (レバー)を持ち上げて、切断
という流れです。
がちゃん!と裁断したら、上記のように本が切り分けられます。
イラストがある方は、全て1枚ずつ裁断されています。
2回目からは、メモリに合わせて本を設置すれば良いだけなので、非常に簡単です。
念のため赤色LEDで裁断する場所を確認しながら、
テンポよく本を裁断していきます。
カバーや背表紙、帯も裁断しました。
ここまできたら、あとは本をスキャナーでデジタル化 (PDF or JPEG化)するだけです。
まとめ。プラス コンパクト裁断機「PK-113」は、初心者でも使いやすい
以上、プラス「コンパクト裁断機」の使い方についてご紹介しました。
まとめると、本の自炊方法は
①裁断 (裁断機を使う)
②スキャン (スキャナーを使う)
③パソコンで管理
という流れで、
プラス「コンパクト裁断機」は
・小型軽量コンパクト。
・初心者でも使いやすい。
・刃に手が触れない親切設計。
・一度に60ページまで切断可能。
と優れた製品。
気をつけるべきことは、
という内容でした。
一方で数百冊スキャンするようなヘビーユーザーの方は、一度にたくさんのページを裁断できる、下記のような「自動裁断機」の利用が効果的です(1度に最高200ページ裁断)
次回は、②スキャナーの使い方をご紹介します。
それではまた、次の記事でお会いしましょう。
管理人、きむきむでした。
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