プラス コンパクト裁断機の替刃・受木の「交換方法」をご紹介致します。
パーツの交換はわかりづらく面倒くさい作業ではありますが、これを行うことで一気に効率が上がります。
以前本をPDF化する際にご紹介したプラスの裁断機ですが、
刃の切り味を良くするために
・替刃
・受木
を交換しました。
刃はこれまでも数回交換していましたが、受木の交換は初めてで、
かなり効果を実感することが出来ました。
そこで今回は、「替刃」と「受木」の交換方法を写真付きでご紹介します。
裁断機を購入したけども、一度もメンテナンス (パーツ交換)を行っていない方は、
参考にして頂ければ幸いです。
それではさっそく、内容を見ていきましょう。
目次
裁断機の「替刃・受木」を交換するタイミング
まず、裁断機の「替刃・受木」を交換するタイミングをご紹介します。
タイミングについては、裁断機の仕様を確認するのが一番確実ですが、
プラスの売れ筋モデルである「PK-113」や「PK-213」の場合は、
・替刃 → 約1,000回 (60枚裁断した場合)
・受木 → 約1,200回 (1箇所あたり300回の、全4箇所)
となっています。
1,000回の裁断と聞くといまいちイメージが持ちづらいと思いますが、
300ページで1冊と仮定した場合、5回裁断することになるため、
「200冊」裁断したら、刃を交換するのが目安となります (5回×200冊=1,000回)
ちなみに私の場合は、
交換目安を無視してガンガン使っています (笑)
昨日も80冊くらい裁断しましたが快適に使えており、
・ホッチキス (← 刃こぼれする1番の要因)
・本についてあるノリ。
・一度に多く裁断しない。
といったことに気を付けていれば、
プラスの裁断機は、より長く使える製品だと感じています。
PLUS (プラス) 裁断機「PK-113」の「替刃・受木」セットの中身
それでは実際に、プラス 裁断機「PK-113」の「替刃」と「受木」を交換していきます。
型番的には
替刃が「PK-113H」、受木が「PK-113U」となっています。
一部製品は、他の裁断機との互換性があります。
まず「替刃」の中身を確認していきます。
同梱物は、
・カバー付き替刃 1本
・刃物受け 1本
・ビニールタイ 2本
・六角レンチ 1本
・取扱説明書 1本
となっています。
「刃」ということで、頑丈に梱包されています。
そのため誤って手を切ってしまうことは少ないと思います。
「替刃」の中身はこちら。
写真右側の青色のものは、私物のマイナスドライバーです。
刃の交換時にマイナスドライバーを使うので、予め用意するようにしてください
その他に関しては、ぱっと見よくわからない付属品ですが取り替え時に必要となってきます (後で細かく解説します。)
「替刃」も切れる方にカバーが付いているので、指を切る心配はありません。
次に、裁断機の「受木」を見ていきます。
受木と言っても何のことかわかりづらいですが、
鉛筆に対する下敷きのようなもので (あるいは「マット」)
刃を受け止める働きがあります。
裁断機の手間にある2本の物体が、「受木」です。
受木って書いてありますが、「木」ではありません。
プラスの裁断機は、裁断する際にカットライトを赤い光で教えてくれますが、
そのライトを照らされているところが、「受木」にあたります。
「替刃・受木」セットの残りは、取扱説明書です。
図入りでとても丁寧です。
初めてだとちょっと情報量の多さに圧倒されるところもありますが、
順番にやっていけば、問題なく「替刃・受木」の交換が可能です。
PLUS (プラス) 裁断機「PK-113」の「替刃・受木」セットの交換方法
それでは実際に、プラス裁断機の「替刃・受木」を交換していきます。
手順としては、
①「受木」を取り外す。
②「刃」を取り外す。
③「刃」を取り付ける。
の3つです。
まず初めに、裁断を行う際に使用するハンドルを「上まで」上げてください。
その次に、マイナスドライバーを使ってサイドカバー (上記写真)を外します。
サイドカバーを外しました。
次に、画面下部にある白い板状の物体 (=受木)を取り出します。
裁断機の反対側に、白い板状の物体を押し出すための「穴」が用意されています。
そこをマイナスドライバーなどで押し出すと、
このように、白い板状の物体が飛び出してきます。
この白い板状の物体が、後ほど交換する「受木」と呼ばれるものです。
今まで使っていた受木と、新しい受木を並べてみました。
古い方の「受木」は、かなり裁断機の刃で傷つけられた「溝」が発生しています。
こうなると裁断する際、
かなりハンドルを下まで押し込む必要が出てくるため、
裁断の労力が倍増してきます。
私はこれまでに数百冊も裁断した結果がこの「溝」ですから、
もっと早く「受木」を交換していればとちょっと反省しています。
ステップ①が終わったので、今度は裁断機についてある「刃」を取り外します。
①「受木」を取り外す。
②「刃」を取り外す。
③「刃」を取り付ける。
「刃物受け」と呼ばれる、ダンボールの細い物体を使っていきます。
このように、先ほどまで「受木」が入っていたところに、
「刃物受け」を差し込みます。
裁断機の反対側を見てみると、
穴からこのように段ボールが見えてきます。
次に、「六角レンチ」を使ってネジを緩めていきます。
裁断機の「左側」と「右側」には、刃を止めてあるネジが2箇所存在します。
六角レンチを使って、左回り「2周」してネジを緩めてください。
ネジを緩めたら、
今度はハンドルを上から「下」に下げましょう。
ハンドルを上から「下」に下げました。
この状態になると、
刃が先ほど突っ込んだ「刃物受け (段ボール)」に食い込みます。
あとは「刃物受け」を抜き出すと、もれなく刃が付いてくるという算段です。
注意点としては、
その際に「刃」が段ボールから落ちてしまわないようにしましょう。
「替刃」の同梱物として、上記のようなビニールタイが「2本」付属されています。
ビニールタイで「刃」と「刃物受け」を結びながら、
「刃物受け」を裁断機から抜き出してください。
「刃物受け」を取り出すと、こんな感じになります。
しっかり「刃」が、刃物受け(段ボール)に食い込んでいます。
ステップ②が終わったので、ここからはついにステップ③に入ります。
①「受木」を取り外す。
②「刃」を取り外す。
③「刃」を取り付ける。
まず、「カバー付き替刃」を用意しましょう (上記写真で写っているパーツ)
「カバー付き替刃」を裁断機に差し込みながら、
「ビニールタイ」を順番に外していきます。
「カバー付き替刃」を奥まで裁断機に押し込んだら、
六角レンチを使ってネジを2箇所、締めていきます。
ネジを2箇所締め終わったら、
後は「カバー付き替刃」を引き出します。
ネジを先ほど閉めたので、
「カバーだけ」裁断機から取り除くことができます。
最後に、「受木」を裁断機に装着していきます。
1番初めに取り出した「受木」、もしくは新品の「受木」をサイドカバーから差し込んでいきます。
「受木」を差し込んだら、後はサイドカバーをマイナスドライバーで締めるだけ。
これでまた最高の状態で、裁断機が利用できるようになります。
まとめ。「替刃・受木」の交換は、裁断機の切れ味に不満を持ったらすぐに行うべし!
以上、プラス裁断機の「替刃・受木」の交換方法をご紹介しました。
まとめると
・裁断機の「刃」交換目安は、本「200冊」
・替刃の寿命 → 約1,000回 (60枚裁断した場合)
・受木の寿命 → 約1,200回 (1箇所あたり300回の、全4箇所)
・受木は向きを変えれば4箇所使えるが、消耗しやすい。
・受木に溝が発生したら、向きを変えるか新品に交換しよう。
・裁断機はメンテナンスを行うことで、長く快適に使える。
という内容でした。
1回行えばすぐにコツは掴めます。
本の自炊を行う方など、これからも裁断機を長く使用したいと考える方は、
是非積極的にチャレンジしてみてください。
それではまた、次の記事でお会いしましょう。
管理人、きむきむでした。
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