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初代iPadが夢見たもの。発売当時のメディアの反応。

iPhone 11が発表されましたが、初代iPadが発表された時のメディアの反応を、覚えていますか?

 

こんにちは、きむきむです。

前回は、初代iPadとiPad Pro 12.9インチ (2018) 第三世代との比較記事を投稿しました。

 

↓「君は初代iPadを知っているか?iPad Proとの外観比較」はこちら。

君は初代iPadを知っているか。iPad Proとの外観比較皆さんは2010年に発売された、初代iPadのことを覚えていますか? え?いきなりそんなことを言われても、いつの話しか想像できない...

 

その際、主に写真の比較と当時の思い出を元に記事を作成したのですが、

作業しながら販売当時のメディアがどのように初代iPadを報じていたのか気になりました。

そこで主要なメディアの報道内容と、それに関して感じたことを書いてみたいと思います。

ではスタートです。

 

↓「iPad Proの記事まとめ」はこちら。

新型iPad Pro (12.9)・アクセサリーの記事一覧(まとめ)この記事では、iPad Pro 12.9インチ(2018)第3世代モデルの「レビュー」と、その「アクセサリー」に関する記事をまとめて確認...

 

メディアの報道内容

Apple iPad CM 「Meet iPad」

時系列のおさらい

初代iPadは、2010年1月28日に製品が発表され、4月に発売が開始されました。

日本での発売は5月になり、量販店では完売が続きました。

Apple製品やその当時の主な出来事と比較すると、

・Appleの「iPhone 3G」が日本で発売されたのが2008年7月。

・リーマンショックが2008年9月。

・「iPhone 3G」が発売されたのが、2009年。

・そしてその翌年に、初代「iPad」の発売。

という形になります。

ITmediaによると、米国初日での販売台数は30万台を超え、

米調査会社iSuppliによると、2010年のiPad販売台数を710万台と予測がされました。

それに対し2010年の累計出荷台数は、約1,479万台とのことでした。

その内、10〜12月の出荷台数が約733万台とあるので、商品のリリースから約半年後、クリスマス商戦で人気商品になったと言えるかもしれません。

メディアの報道内容

PC Watch

PC Watchでは、早々にレビュー記事が投稿されました。

タイトルは、

Apple 「iPad Wi-Fi/32GB」速攻レビュー 〜家庭では、もうPCは不要!?

というもので、当初から「PCとの比較」がなされていたことがわかります。

また

箱から取り出した第一印象は「薄い!けど意外と重い

 

ノートPCと比較すれば半分以下だ。従って重いと思うのは不思議な感覚なのだが

と未知のデバイスに対する感想を漏らしており、「最強のコンテンツビューア」とiPadを評価していました。

 

一方で「パーソナル・コンピュータ」という概念を1960年代に提唱し、1972年にはタブレットの原型となる論文を発表したアラン・ケイのプログラミング言語をAppleが否定したこともあり、iPadのリリースに際して、単なる製品以上のことが論争になっていました。

 

アラン・ケイ氏のタブレット

 

<出典>THE ZERO ONE

 

また2001年に「Microsoft Tablet」をリリースしたマイクロソフトのビル・ゲイツ氏は、タブレットが今まで世に出なかった理由として

端的に言って、うまくいかなかったんだ。ハード・ウェアもソフトも良くなかったし、バッテリーもダメだった。そしてワイアレスネットワークも無かった。

と語っていましたが、

このIGNITIONの記事では

ビル・ゲイツにとって、タブレットは新しいジャンルのプロダクトではない。パソコンの代替として、その昨日はすべてそのまま受け継ぐものだったのだ。つまり、ラップトップPCはやがてタブレットに取って代われられる運命にあるというのだ。

という記載もあり、

昔からテクノロジーを追いかけている人ほど、パソコンの延長線上でiPadを眺めていたように感じます。

 

初代iPadが夢見たもの

スティーブ・ジョブズは、iPadをどのように表現したのか

iPadを語る上で、スティーブ・ジョブズ氏の商品発表を避けるわけにはいきません。

このプレゼンテーションから全てが始まりました。

 

商品発表の内容は、こちらのマイナビニュースがとても詳しいです。

ジョブズ氏の魔法を上回るiPad「手にとって体験してほしい」

 

スマートフォンとノートパソコンの間には、新しいカテゴリーが存在する。

そしてそれは、ある特定のキータスクに関しては、パソコンやスマートフォンよりもはるかに素晴らしくこなせる製品でなければならない。

そしてそれはどんなタスクかというと、一例として下記のことを説明しました。

「もしこれらのことがはるかにうまくこなせないのでなければ、第3のカテゴリーとして存在する意味はない」とも言っています。このあたりは、ビル・ゲイツ氏との見解と大きな開きがあります。

 

では、その間のカテゴリーの製品は何なのか

 

ネットブックか?ネットブックか?そう考える人もいるでしょう。

でも問題は、ネットブックはスマートフォンやラップトップと比べて何も良くないことだ。

とジョブズ氏はばっさり切り捨て、場内が拍手と笑いのうずに巻き込まれます。

このざっくばらんともいえるスティーブ・ジョブズのプレゼンは、今見るととても楽しく、懐かしく感じますね。

ここまでわずか2分の動画なので、是非チェックしてみてください。

 

こんな具合でiPadは発表され、ジョブズ氏がソファに座ってiPadをいじりながら、サービスの紹介やiPadのデモを始めます。

 

その後新しいカテゴリーである「iPad」で、一体何ができるのか、人々が模索を始めます。

 

アメリカでの報道

こうしたiPadの商品発表を受けて、アメリカのテック系メディアであるGIZMODOは

Apple iPad: Everything You Need to Know という記事を掲載しています。

その時の、記事の見出しがとても興味深いです。

1. The Hardware
2. Connectivity →3G回線やSIM、Wi-Fiの話し
3. The Software
4. Apps
5. Accesories→30Pinを使用したキーボードやVGA、SDなど
6. What's It's like to Use
7. Price and Release Date
9. All the Rest

新しいカテゴリーの商品で、消費者が気になることをシンプルにまとめています。
インターネット周りの話しが2番目に来ているので、持運びに関して注目が高まっていることが読み取れます。ちなみに、インテルが「ウルトラブック」というコンセプトを提唱したのは、2011年と1年後になります。

 

また批判的記事も投稿しています。

8 Things That Suck About the iPad から。

1. Big, Ugly Bezel
2. No Multitasking
3. No Cameras
4. Touch Keyboard
5. No HDMI Out
6. The Name iPad
7. No Flash
8. Adapters, Adapters, Adapters
9. Update
10. It's Not Widescreen
11. Doesn't Support T-Mobile 3G
12. A Closed App Ecosystem

アメリカでiPhoneが発表された時はかなり賛否両論でしたけど、iPadも具体的な課題はすでに初めの段階で指摘されていたことがわかります。

「engadget」や「lifehacker」も記事を投稿しています。

・Apple iPad review

・The Problem with the Apple iPad

そして最後にCNN Labsから。

Before you buy: 12 things to know about the iPad 

1. How is the iPad different from a laptop?
2. How is the iPad different from e-readers like the Kindle?
3. How much does the iPad cost?
4. Do you have to sign-up for an AT&T contract when you buy the iPad?
5. If there's no keyboard, how do you type on the iPad?
6. What does the iPad do best?
7. Can you create documents, spreadsheets and presentations with the iPad?
8. Can you view any Web site on the iPad?
9. Will the iPad replace my current computer? Or do you need both?
10. Is the iPad lighter and smaller than other laptops or e-readers?
11.Can you subscribe to newspapers and magazines on the iPad?
12. Are there iPad alternatives?

この記事が、最もiPadに対する一般人の疑問を端的にまとめた記事といえます。

iPadはスマートフォンとラップトップの間にある「新しいカテゴリーの製品」ということでしたが、やはりどんなことが出来るかを考えた時、すでにある製品と比較しなければうまく説明できなかった、ということでしょう。

ラップトップは当たり前のこととして、BlackBerry (2008年にオバマ大統領が使用していたことがニュースになりました)やKindleを持ち歩くことが普通だった時代ですからね。

ちなみに、オバマ大統領がBlackBerryから乗り換えた話しは下記の動画に含まれます。

 

終わりに

以上で、初代iPadに関するメディアのまとめ記事を終わります。

調べてみると、やはり国内よりも米国のほうが、iPadを批評する記事が多かったです。

単純にスペックについて語ることはできても、「それが我々の生活にどう影響を与えるのか」、まだまだ未知数な時代でした。

初代iPadが2010年に発売され、その後7インチタブレットをGoogleがリリース、AmazonもKindle市場だけでなくタブレットやスマホまで市場に参入するなど、とても濃い10年間でしたね、

では最後に、初代iPadがリリースされたから1年語に発表された、Appleの動画で記事を終わります。この動画を見て未だにワクワクすることが、テクノロジーやiPadの素晴らしさのように感じます。

 

それではまた、次の記事でお会いしましょう。

管理人、きむきむでした。

 

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たくさん記事を追加しました。良かったらどうぞ。