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家電

【レビュー】プラス コンパクト裁断機「PK-113」で本をPDF化する方法【自炊】

PLUS (プラス) コンパクト裁断機「PK-113」の写真1

家庭用 プラス(PLUS)「コンパクト裁断機」を使う様子をご紹介致します。

本をデジタル化 (電子書籍化)することを「自炊」と言いますが、

効率的な作業環境を構築するために必要なのが、こういったコンパクトな「裁断機」です。

 

きむきむ。
きむきむ。
こんにちは、きむきむです!

 

みなさんに質問ですが、「電子書籍元年」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?

電子書籍は、おそらく使われている方も多いですよね。

・Kindle

・楽天Kobo

・ONYX (BOOX Nova)

いろんなメーカーが端末を発売していて、それぞれ異なった良さがありますよね。

 

きむきむ。
きむきむ。
ところで我らがシャープの「GALAPAGOS」(ガラパゴス)を覚えている人います?

 

その電子書籍が普及し、「出版業界が激変するのでは?」と世間で話題になったのが、

2010年です。

 

きむきむ。
きむきむ。
あっという間の10年。

 

そしてその2010年に発売されたデバイスが、そう

初代iPadです。

 

初代iPadが夢見たもの。発売当時のメディアの反応。iPhone 11が発表されましたが、初代iPadが発表された時のメディアの反応を、覚えていますか? こんにちは、きむきむ...
君は初代iPadを知っているか。iPad Proとの外観比較皆さんは2010年に発売された、初代iPadのことを覚えていますか? え?いきなりそんなことを言われても、いつの話しか想像できない...

 

きむきむ。
きむきむ。
新宿のヨドバシカメラで、群衆をかき分けながら買いました。

 

初代iPadは重たい作業をすると落ちることもあったのですが (メモリが256MBのため)

一部の間で「何だかわからないけど、未来のデバイスだ」との期待値が高く、

人気漫画「新サラリーマン金太郎」でも、主人公の金太郎が出版社の社長に就任するなど話題を集めていました

きむきむ。
きむきむ。
ちなみに「LTE」が使えるようになったのは2012年のiPhoneから。

 

この何だかよくわからないけど、何かに使えそう。

というiPadの1つの活用法が、本の自炊化です。

日本でKindleストアが開設されたのは2012年なので、

iPadが発売された2010年から2年のタイムラグを埋める形で現れた読書愛好家の知恵とも言えるかもしれません。

 

きむきむ。
きむきむ。
実際Kindleを個人輸入して使ったり、自炊自体は行っている人もいたかと思いますが、書籍やYouTuberで取り上げられるようになったのはiPadが発売してからと記憶しています。

 

博士
博士
自炊を行って良いのは持ち主のみ。データの他人との共有はやってはいけないことじゃぞ。

 

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本をデジタル化 (電子書籍化)する方法

本を「デジタル化=自炊」するためには、いくつかの手順が必要です。

1番オーソドックスな方法が、

①紙の「本」や「参考書」を手に入れる (「写真」も大丈夫です)

②本を裁断(解体)する (製本された本を、ペラペラの紙の束にします)

③本を、スキャナーでスキャンする (テキスト認識、OCRも可能です)

④パソコンデータを管理する

というやり方です。

 

きむきむ。
きむきむ。
シンプルに書くと、①裁断→②スキャン→③パソコンで管理という流れです。

 

本を好きな方にとっては、この本を裁断するというプロセスが心苦しく感じると思います。

製本化された本の状態で、手に置いておきたいと思われるのも当然です。

そんな方は、切断しないでスキャンできる「ScanSnap」を使いましょう。

「非破壊用自炊」「非破壊スキャナー」、「スタンドスキャナー (ブックスキャナー)」とも呼ばれています。

 

きむきむ。
きむきむ。
ただし、スキャン端末の費用が高額で、スキャンする時間もかなり長くなります。最近はグーグルの「フォトスキャン」でも十分戦えます。

 

今回この記事でご紹介するのは、「②スキャン」の手前のプロセスである、

「①裁断機」のレビューとなります。

 

きむきむ。
きむきむ。
初心者の方でも簡単で、「安全」な裁断機の紹介です。刃で手を傷つけてしまわないか?という心配がありません。

 

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プラス コンパクト裁断機「PK-113」の外観

PLUS (プラス) コンパクト裁断機「PK-113」の画像2

それでは実際に、プラス「コンパクト裁断機」を見ていきましょう。

PK-113」はまだAmazonで売られているモデルですが、

後継期が発売されているのでお求めの際は「PK-213」を選ぶようにしてください。

きむきむ。
きむきむ。
使い勝手は同じですが、値段が下がって評価が高くなっています。

 

PLUS (プラス) コンパクト裁断機「PK-113」の画像3

プラス「コンパクト裁断機」ですが、裁断機としては小さく省スペースで、軽量です。

・幅 45,5cm

・高さ 19cm

・奥行き 12cm

・重さ 5.5kg

収納のしやすさはトップクラスで、

使わない時は部屋のデッドスペースに隠して置くことができます。

 

きむきむ。
きむきむ。
しかも、取っ手付きで持ちやすいです。

 

PLUS (プラス) コンパクト裁断機「PK-113」の画像4

裁断する際は、上記の写真のようにハンドル(レバー)を引き上げたのち、下げていきます

 

きむきむ。
きむきむ。
ハンドルを「下に押す」というより、「下げる感覚」。使い勝手は最高です。

 

PLUS (プラス) コンパクト裁断機「PK-113」の画像5

プラス「コンパクト裁断機」を反対側から見ると、このようになっています。

 

PLUS (プラス) コンパクト裁断機「PK-113」の画像6

本を裁断する際には、セッティングのためトレーを下げていきます。

 

きむきむ。
きむきむ。
この折りたたみ式のトレーが、「裁断機」の省スペース化に役立っています。

 

PLUS (プラス) コンパクト裁断機「PK-113」の画像7

プラス「コンパクト裁断機」には、本体に

・裁断方法

・取扱の注意点

などが記載されています。

特に難しいことは書かれていないですが、初めて使う際は念のため目を通すと良いでしょう。

 

PLUS (プラス) コンパクト裁断機「PK-113」の画像8

ちなみにこちらのプラス「コンパクト裁断機」、単4乾電池で動く仕様となっています。

オレンジのスイッチをONにすると、

赤色LEDが作動し、

・切り口が正しくセッティングされているか

・切り口が真っ直ぐかどうか

確認することができます。

 

きむきむ。
きむきむ。
線を引くときの、「線引き」みたいな感じで裁断することができます。

 

手前側は適切に裁断できても、セッティングミスで奥にいくほど線が斜めになったりすることがあるので、

この赤色LEDは積極的に利用しましょう。

 

PLUS (プラス) コンパクト裁断機「PK-113」の画像9

きれいに裁断するためのガイド機能は、

赤色LED以外にもこちらの「移動ガイド」が存在します。

A4やB5などのサイズや、手間にメモリも付いているので積極的に使いましょう。

 

きむきむ。
きむきむ。
漫画など、「同じサイズの本」を大量に裁断する時、メモリはめちゃくちゃ役立ちます。

 

PLUS (プラス) コンパクト裁断機「PK-113」の画像10

ちなみに「裁断機」は、

使えば使うほど刃が摩耗していきます

大量に書籍を裁断する時はもちろんですが、

意外にやっかいなのが、「雑誌」です。

 

きむきむ。
きむきむ。
コイツは強敵です。

 

雑誌は製本に「ホッチキス」が使われているため、

外し忘れて裁断すると刃こぼれしてしまいますし、

また紙も静電気でくっつきやすいので、スキャンが飛び飛びになってしまうことがよくあります。

 

きむきむ。
きむきむ。
本当は「1ページ→3ページ」という順番が、「1ページ→5ページ」とか普通にあります。

 

刃の交換に関しては、公式から動画が掲載されているのでこちらを確認してください。

私も2〜3回交換しましたが、動画を見ながら行うのが1番手っ取り早いですね。

 

きむきむ。
きむきむ。
「替刃」と「受木」の交換方法、記事にまとめました!

 

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プラス コンパクト裁断機「PK-113」で、本を裁断する方法

PLUS (プラス) コンパクト裁断機「PK-113」の画像11

基本的な説明は終わりましたので、ここからは実際にプラス「コンパクト裁断機」を使って本を裁断していきます。

本のスキャンに関しては、明日改めて記事を投稿いたします。

 

きむきむ。
きむきむ。
自炊の「①裁断→②スキャン→③パソコンで管理」という流れの①です。

 

PLUS (プラス) コンパクト裁断機「PK-113」の画像12

今回デジタル化 (PDF化 or JPEG化)するのは、

ちばてつやさんの名作「あしたのジョー」です。

1960年代後半から1970年代 (昭和40年代)の漫画ですが、2011年には実写映画化

・山下智久さん

・伊勢谷友介さん

・香里奈さん

・香川照之さん

出演で、主題歌は「宇多田ヒカル」さんの「Show Me Love (Not A Dream)」とかなり贅沢な映画となっています。

きむきむ。
きむきむ。
「聖地巡礼」という言葉がありますが、この作品も亡くなった漫画のキャラクターの葬儀が行われるなど現実とリンクし、社会現象になったらしいです。

 

PLUS (プラス) コンパクト裁断機「PK-113」の画像13

そして本の裁断ですが、まず

・本

・カバー

・帯

に分けます。

 

PLUS (プラス) コンパクト裁断機「PK-113」の画像14

3つに分けたのち、裁断機に投入しやすいようにさらに細かくしていきます

 

きむきむ。
きむきむ。
個人的にカバーは管理する時の表紙になるので必須。帯に関しては「好みに応じて」という感じです。

 

PLUS (プラス) コンパクト裁断機「PK-113」の画像15

さてこの「あしたのジョー」。

文庫本ということもあり、かなり分厚いです。

プラス「コンパクト裁断機」が一度に切断できる量は、

一度に約60ページです。

 

きむきむ。
きむきむ。
つまり「300ページ」の本を裁断する場合は、あらかじめ5等分して裁断機で使えるサイズに「細かく分ける」必要があります。

 

購入する前はそれでも十分だと考えていたのですが、

実際数百冊裁断するとなると、この本を分ける作業が非常に面倒くさくて時間がかかります

プラス「コンパクト裁断機」は、刃に手が触れない超安全設計 (子供でも使える)で、非常に使いやすくてオススメですが、

本を数十冊から数百冊裁断する予定の方は、よりパラフルで高額なモデルの購入を検討する必要があります。

たとえばDURODEXの「自炊裁断機」だと、一度に「200ページ」裁断できます。

 

きむきむ。
きむきむ。
ただその分裁断機が約10kgと重たくなりますし、一度に裁断できる分、設定を失敗した時はかなり悲しくなる中・上級者向けです。

 

PLUS (プラス) コンパクト裁断機「PK-113」の画像16あしたのジョー」の裁断の話しに戻ります。

プラス「コンパクト裁断機」では本を丸ごと1冊、一度に裁断することはできないので、

使えるように本を細かくしていきます。

まず行うのは、

本の背の部分の切断です。

 

きむきむ。
きむきむ。
通常、「手」で引きちぎることができます。ハードカバー(上製本)の場合は、カッターが必要です。

 

PLUS (プラス) コンパクト裁断機「PK-113」の画像17

本の背の部分を取り外しました。

 

PLUS (プラス) コンパクト裁断機「PK-113」の画像18

次はプラス「コンパクト裁断機」で使えるように、60ページ前後に本を引きちぎります

 

きむきむ。
きむきむ。
60ページと書きましたが、実際に裁断機を使っていれば目視で「このくらいかな?」と判断がつくようになります。

 

PLUS (プラス) コンパクト裁断機「PK-113」の画像19

本を引きちぎりました。

「引きちぎる」と書きましたが、

実際に結構力のいる作業なので、あまり本が多いと大変です。

 

きむきむ。
きむきむ。
本を小分けにする際、ついでに付箋やパンフレット、ホッチキスなど余分なものが入っていないか確認しましょう。

 

PLUS (プラス) コンパクト裁断機「PK-113」の画像20全て小分けにすると、上記の写真のような感じです。

本を解体するのは勇気が入りますが、

もし慣れない方は、初めから「デジタル本」と「紙」の本を購入された方が好ましいでしょう。

 

きむきむ。
きむきむ。
私の場合「アトピー持ち」なので、健康的に本を長く所有するために、自炊にたどり着きました。サイン本や思い入れのある本は、まだデジタル化できていないんですけどね。

 

PLUS (プラス) コンパクト裁断機「PK-113」の画像21

次に本のカバーです。

本のカバーは、コレクション愛好家にとってちょっとやっかいです。

 

PLUS (プラス) コンパクト裁断機「PK-113」の画像22

均等にスキャンするとなると、上記のようにハサミで切り分けます。

ただ背もデジタル化したい場合は、それを加味した上で切り分ける必要があります。

 

きむきむ。
きむきむ。
漫画は背の巻数の上下に、「特別なイラスト」が入っていたりするんですよね。

 

PLUS (プラス) コンパクト裁断機「PK-113」の画像23

漫画を

・本

・カバー

・帯

に切り分けたので、ここからは実際に裁断の作業に入ります。

 

きむきむ。
きむきむ。
ようやくプラス「コンパクト裁断機」の出番です。ここからの作業は、快速です。

 

PLUS (プラス) コンパクト裁断機「PK-113」の画像24

まずプラス「コンパクト裁断機」の中に、本を投入します。

手前側にオレンジのスイッチがあるので、それをONにして赤色LEDを点灯させます。

そうすると、「刃が落ちる位置」が赤く照らされるので、

それを見ながら本を動かして、刃が落ちてくる(裁断する)位置を「微調整」します。

 

きむきむ。
きむきむ。
うまく設置できたら、手前のメモリを確認します。今回は「98あたり」なので、毎回メモリ98に本を設置してカットしていきます。

 

まとめると

・本の投入

・赤色LEDの点灯

・本の設置

・メモリの確認

・ハンドル (レバー)を持ち上げて、切断

という流れです。

 

PLUS (プラス) コンパクト裁断機「PK-113」の画像25

がちゃん!と裁断したら、上記のように本が切り分けられます

 

PLUS (プラス) コンパクト裁断機「PK-113」の画像26

イラストがある方は、全て1枚ずつ裁断されています。

 

PLUS (プラス) コンパクト裁断機「PK-113」の画像27

2回目からは、メモリに合わせて本を設置すれば良いだけなので、非常に簡単です。

念のため赤色LEDで裁断する場所を確認しながら、

テンポよく本を裁断していきます。

 

きむきむ。
きむきむ。
刃が磨耗したり、刃こぼれすると切れ味が落ちます。その場合は刃を交換するか、勢いよくハンドル (レバー)を下ろすとごまかせます。

 

PLUS (プラス) コンパクト裁断機「PK-113」の画像28

カバーや背表紙、帯も裁断しました。

ここまできたら、あとは本をスキャナーでデジタル化 (PDF or JPEG化)するだけです。

 

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まとめ。プラス コンパクト裁断機「PK-113」は、初心者でも使いやすい

PLUS (プラス) コンパクト裁断機「PK-113」の画像1以上、プラス「コンパクト裁断機」の使い方についてご紹介しました。

まとめると、本の自炊方法

①裁断 (裁断機を使う)

②スキャン (スキャナーを使う)

③パソコンで管理

という流れで、

プラス「コンパクト裁断機」は

・小型軽量コンパクト。

・初心者でも使いやすい。

・刃に手が触れない親切設計。

・一度に60ページまで切断可能。

優れた製品

気をつけるべきことは、

・自炊を行なって良いのは「持ち主」のみ (他人との共有NG)

・一度に大量の本を裁断したい場合は、高級モデルを使う。

・裁断しない場合は、「スタンドスキャナー(ブックスキャナー)」を使う。

という内容でした。

 

きむきむ。
きむきむ。
プラス「コンパクト裁断機」は、子供でも使える安全な設計で、初心者から中級者に向いています。

 

一方で数百冊スキャンするようなヘビーユーザーの方は、一度にたくさんのページを裁断できる、下記のような「自動裁断機」の利用が効果的です(1度に最高200ページ裁断)

 

次回は、②スキャナーの使い方をご紹介します。

 

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きむきむ。
きむきむ。
参考にして頂ければ幸いです。

 

それではまた、次の記事でお会いしましょう。

管理人、きむきむでした。

 

きむきむ。
きむきむ。
また来てちょ〜!

 

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