先日インターネットをしていたところ、「パケ死」という言葉の意味が変化しているという記事を目にしました。
「パケ死」というと、文字の手前に「パケット」という言葉があるわけですから、払えきれないほどの膨大なインターネット通信量が発生してしまい、支払いに困るという認識でした。
それも国内で使いすぎるケースと、パケット使い放題と認識して海外で使いすぎてしまう(海外データローミング)、の2ケースが主流だと思っていましたが、どうやら現在ではその認識が違うらしいのです。
ということで、今回の記事ではこの「パケ死」に関して書いていこうと思います。
さっそく内容を見ていきましょう。
「パケ死」という言葉は、通信量の支払いが困難というわけではない
ITmedia7月14日に投稿されたこちらの記事によると、
「パケ死」をこのような意味で使用していました。
当然、トラフィックが増えているということはユーザー1人当たりのデータ通信量も増えている。1カ月単位で割り当てられた容量を使い切る、いわゆる「パケ死」に直面するユーザーも少なくない
「1ヶ月単位で割り当てられた容量を使い切る」、という意味らしいです。
思わず私は驚きました。
「スマホの通信制限だけで、今はパケ死というのか」
「数万円から数十万円、通信料金を求められることではないんだ」という具合に。
被害が小さくなっているので良いことなんですけど、
通信制限って、CMで流れている、「ギガが無くなる」とかじゃないんだ、とも思いました。
ITmediaはいつから「パケ死」の使い方を変えたのだろう?
ITmediaは有名なメディアの1つなので、情報の取り扱い方は正確ですし、どこかにその使い方の転換期があったはずです。
そのため過去の記事を探してみたのですが、ありました。
こちらのITmeiaで配信された記事によると、2016年9月の記事で、LINEモバイルの嘉戸彩乃社長(当時31歳)がこう発言しています。
「お客さまがパケ死(データ量を使い切ること)してしまうと、通信速度に制限がかかり、コミュニケーションが遮断されてしまう。今のコミュニケーションツールはLINEでありTwitterであり、Facebook。そこは残しておくべきだと強く思った」
はっきりと、「データ量を使い切ってしまい、通信制限かかる」という意味で「パケ死」という言葉を使用しています。
2016年というと、LINEモバイルが通信事業へ参入した年で、iPhone 6s、SEからiPhone 7へ切り替わった年です。
確かにキャリアのパケット使い放題プランが終了し、すでに毎月使用できる通信量が定められていた時期と重なります。MVNO事業者が乱立した時期ですね。
LINEモバイルは若者を対象とした取り組みが多いので、確かに2016年のこの頃に10代20代前半であるのでしたら、従来の意味でのパケ死は経験するはずがありません。
数年前は、海外へ行かない限りいくら使っても料金が増えない使い放題の時代でしたから(7GBの制限より前の時代の話)
「パケ死」に関する意味のまとめ
まとめると、
・「パケ死」とは、データ量を使い切ったことで通信制限がかかること。
・MVNOが乱立した2016年位から使用されている。
という内容でした。
ちなみに、KDDI株式会社の用語集では、未だに
パケ死とは、携帯電話でのパケット通信料が高額になった結果、支払い困難または支払い不能に陥った状況を表す。(2014年4月更新)
と説明がされています。
そのため必ずしもこの新しい意味が採用されている、というわけではないようです。
「写メ」という言葉と同じく、パケ死も時代の流れと共に消えゆく単語だと思いましたが、意外な形でまだ生きてるんですね。驚きました。
それでは今日はこのへんで。
またお会いしましょう。
管理人、きむきむでした。
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