私には60歳を迎えた母がいるのですが、試しにハイスペックなWindowsパソコンを使わせてみました。
すると思いも寄らない反応をゲットし勉強になったので、この度「記事にする」ことにしました。
PC Watchで「普通のPCが普通に買えない」というシルバー世代のパソコンの悩みが語られた記事が一時バズりましたが、世の中にはこういうシニアもいるんだと参考にして頂けたら嬉しいです。
<参考記事:PC Watch>
ではさっそく内容を見ていきましょう。
↓「デル アンバサダー 記事のまとめ」こちら
母のパソコン遍歴。
還暦を迎えた母ですが、多くの同世代の方と同じようにパソコンに詳しいわけではありません。
今までパソコンを購入したことはありませんし、自分のパソコンを持つようになったのもここ5年位でしょうか。もちろん私のお古のパソコンです。
そもそも私自身もガジェットに興味を持ち始めたのはここ数年のことなので、母は今まで「誰かにパソコンを習った」ということがありませんでした。
こういう方って、結構いらっしゃると思います。
父には「触ると壊されそうだから、触らないでね」と常に言われていましたし、当然ローマ字入力やタイピングからのスタートです。
実際に今使っているパソコンがこちら、2011年に発売された東芝Dynabook T351。
Sandy世代の「インテルCore i5 2410M」を搭載しており、15.6インチの大画面にDVDドライブとテンキーがついたモデルです。
メモリ4GBで640GBのHDDでしたが、換装したので今は1TBのSSDを搭載しています。
このパソコンを使って、母はインターネットやショッピング、動画の視聴、簡単なエクセル作業を行っています。
母に触らせてみた New XPS 15 2-in-1のスペック。
そんな母に今回触らせてみたのが、New XPS 15 2-in-1です。
デル・テクノロジーズ株式会社(Dell)のデル アンバサダーというプログラムを利用して私が借りたモニター機になりますが、主なスペックは
New XPS 15 2-in-1 | |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | 第8世代インテル Core i7-8705G |
メモリ | 16GB(DDR4-2400MHz) |
ストレージ | 1TB SSD (M.2 2280 PCIe) |
グラフィックス | Radeon RX Vega M GL グラフィックス4GB HBM2 |
ディスプレイ | 15.6インチ 4K Ultra HD(3,840×2,160)。 InfinityEdge アンチ-ReflectiveタッチIPS。 100% minimum AdobeRGB 400-Nit。 |
入出力 | Thunderbolt 3(USB Type-C) ポート2つ。 USB3.1 Gen(USB Type-C)ポート2つ。 ヘッドセット ポート。 microSD カードリーダー。 |
本体サイズ | 高さ:9〜16mm 幅:354mm 奥行き:235mm |
重量 | 1.98kg〜 |
その他 | 指紋認証 バックライト付きキーボード。 Webカメラ(動画1,280×720 HD)。 Waves MaxxAudio Proによるサウンドチューニング。 4,096段階の筆圧に対応したアクティブペン付属。 |
と大変ハイスペックになっています。
第8世代のCore i7にメモリ16GB。PCIeのSSDが1TBと基本性能はバッチリ。
おまけに4K液晶で2-in-1、アクティブペンも使えるとか、まさに男のロマンを感じさせるパソコンです。
母は私がiPadを使用しているのを見て、日頃から「次はタブレットパソコンかな〜」とうそぶいていたので、このパソコンを触らせてみたら「さぞ喜ぶだろう」と思っていました。
だって普段行っている作業に対して、明らかにオーバースペックですもの。
でも、実際には反応が少し違っていました。
ということで、「母がどのような反応を示したのか」お伝えします。
パソコンの速さは、関係がない。
まず1つ目は、「パソコンの動作速度は、満足度に全く貢献しなかった」というもの。
横から母がパソコンを操作するのを覗いたり、一通り普段行っていることを試してもらった後に、
「どう?パソコンの動きが速くなったでしょ?」と私が質問したところ、
「パソコンの速さは感じられない」
と言われました。
どういうことかというと、いくらパソコンがキビキビ動いたとしても、それを動かす人間の認知速度や反応速度が対応できなければ、それほど満足感は得られないということです。
母の場合テキパキしていますが、視力の衰えがあるため画面の文字を捉えるのが難しいようで、加えてパソコンの操作に優れているわけではないことから、「今まで使っているパソコンと作業のスピードは変わらない」とのことでした。
この反応は、「全く想定していません」でした。
タッチパネルは良い。
母は言います。
「画面に触れるのはいいわね。文字を大きく出来るから、顔を近づけなくても大丈夫そう。やっぱりパソコンも触れないとダメね。赤ちゃんだってiPhoneやiPadをよく触ってるじゃない、YouTubeで。それが自然よ」
実際にインターネットサーフィンをしているところを見てみると、検索してみたいホームページを見る時は画面をタッチすることが多く、マウスやタッチパッドよりも好んで使っていました。
また「Ctrlを押しながらクリック」という、「新しいタブで開く(移動はせずそのまま)機能」も教えたら、すぐに使うようになりました。
母はこうしたショートカットキーや右クリックは覚えられない (本人が必要性をそもそも感じていないため)、タッチパネルというインターフェースを加えるだけで、実際に行うようになったのは正直驚きました。
液晶がキレイ。でも...。
母がこのデルのハイスペックパソコン「New XPS 15 2-in-1」を使用して最も関心を寄せたのが、液晶の美しさです。
私がYouTubeでSonyの4K映像を見せると、その美しさや音の良さに感動していました。
そこから大好きなシンガーソングライターの「浜田省吾のYouTube公式チャンネル」にアクセスし、いくつか動画を視聴しました。そして母は言います。
「どうしてコレ、ブルーレイが見れないんだろうね。外付けのものと繋げれば見れるのはわかったけど、せっかくタブレットやキーボードが見えない時の状態(スタンドモード)にしても、外付けが視野に入って邪魔よね」
(注:スタンドモードはこの状態を指します)
母の言葉に、私は思わず頷いてしまいました。
現在はVOD(ビデオ・オン・デマンド)の時代なので、映画やドラマは気軽にパソコンやTVで視聴できます。
ただミュージシャンのライブ映像などは配信されていないことが多く、ブルーレイドライブが必要です。
またブルーレイをパソコンに取り込むとしても、いろいろと問題は存在します。
そのためブルーレイの視聴は結局ブルーレイプレーヤーのあるTVの前でしか行えないわけですが、「居間ではなく自室で見たい、もっと気軽に見たい」という気持ちはいつもあります。
デルのパソコンは発色がとてもキレイだったため、「せっかく4K液晶なのにブルーレイドライブがパソコンに内蔵されておらず、用途が絞られてしまう」ことが不満のようでした。
ただその後も「私がパソコン返して」と母に言っても、
母は頑なにYouTubeの動画視聴を続けていたので、「単なるわがままでは?」
という気がしないでもありません(笑)
終わりに
以上が「60歳を迎えた母が、デルのハイスペックパソコンに示した3つの感想」でした。
まとめると
・パソコンの速さは、それほど満足度に繋がらない。
・タッチパネルが便利。次の購入では必須。
・液晶の美しさに満足。ブルーレイドライブがあったらもっと良いのに。
という内容でした。
母は基本的に物欲があまりない人ですが、今回のパソコンの使用を通して「母が求めるパソコンの方向性」を知ることができ、大変勉強になりました。
また母がパソコンで普段どのような作業をし、どのようなやり方でそれを行っているかを知ることが、今後母のデジタル環境をサポートする上で必要だと感じました。
必ずしも効率を重視したやり方が、全ての方にとって有意義ではないということですね。
皆さんはご家族のパソコン選び、どうされていますか?
それではまた、次の記事でお会いしましょう!
管理人、きむきむでした。
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