9月19日、ファーウェイはフラッグシップスマートフォン「Mate 30シリーズ」を発表しました。
かねてから報道があった通り、このスマートフォンにはグーグル製のサービスに制限がかかっており、
Play ストアやYouTubeなどのアプリを使用することはできません。
Play ストアが使えないというのは中国国内で発売されているスマートフォンのくくりでいえば、それほど珍しいことではありません。
ただ実際にゴニョゴニョしても「使用できない」という検証結果が出ているので、今後ファーウェイのスマホでグーグルのサービスを使用するのは、難しくなるとの見方を強めています。
発表会ではその他、
・Mate 30
・Mate 30 Pro
・Mate X
・HUWEI Watch GT(スマートウォッチ)
・HUAWEI FreeBuds 3(ノイズキャンセリング機能付き完全ワイヤレスイヤホン)
・独自OS搭載のスマートテレビ(55・65・75インチ)
等が紹介されました。
この記事では新しく発表された新型スマートフォン「Mate 30シリーズ」に関して取り扱っていきます。
ではさっそく内容を見ていきましょう。
目次
Mate 30シリーズの主なスペック
基本スペック
Mate 30 | Mate 30 Pro | |
OS | EMUI10.0(Android 10) | EMUI10.0(Android 10) |
CPU | Kirin 990 | Kirin 990 |
ディスプレイ | 6.62インチ | 6.53インチ |
解像度 | 2,340×1,080 | 2,400×1,176 |
メモリ | 6GB/8GB | 8GB |
ストレージ | 128GB | 128GB / 256GB |
メインカメラ | 40MP/16MP/8MP | 40MP/40MP/8MP/深度 |
フロントカメラ | 24MP | 32MP |
SIM | nano 2つ | nano 2つ |
バッテリー | 4,200mAh | 4,500mAh |
高さ | 160.8mm | 158.1mm |
幅 | 76.1mm | 73.1mm |
奥行き | 8.4mm | 8.8mm |
重量 | 196g | 198g |
USB Type C | ◯ | ◯ |
SDカードスロット | ◯ (NMカード対応) | ◯ (NMカード対応) |
スタイラスペン | ◯ (4,096段階) | ◯ (4,096段階) |
防水 | ☓ | ◯ (IP68) |
5G通信 | ☓ | ☓ / ◯ |
ヘッドフォンジャック | ◯ | ☓ |
色 | 4種類 | 4種類+限定版2種類 |
実売価格 | 799ユーロ | 1,099〜1,199ユーロ |
日本円(1ユーロ=118円) | 約94,282円 | 約129,682〜14,1482円 |
<出典;HUAWEI>
*Mate 30 Proの5G版と4G版の違いは、わずか100ユーロです。
*Mate 30の防水はIP53と報じているところもありますが、公式(中国版)には記載がありません。
上記には書けませんでしたが、
その他有線で40W、ワイヤレスで27Wの充電。ワイヤレスリバースチャージなど使用感を高めてくれる性能を持っています。
スマートウォッチやワイヤレスイヤホンの充電ができるのでとても便利です。
また上記モデルの他、ポルシェデザインのMate 30 RSも発売します。
こちらは2,095ユーロ(247,210円)します。
Mate 30シリーズのカメラの性能
Mate 30 | Mate 30 Pro | |
メインカメラ | ー | ー |
広角 | 40MP(f/1.8) | 40MP(f/1.6) |
超広角 | 16MP(f/2.2) | 40MP(f/1.8) |
望遠 | 8MP(f/2.4) | 8MP(f/2.4) |
TOFカメラ(深度) | ☓ | ◯ |
ISO | 204,800 | 409,600 |
光学ズーム | 3倍 | 3倍 |
デジタルズーム | 30倍 | 30倍 |
フロントカメラ | ー | ー |
カメラ | 24MP(f/2.0) | 32MP(f/2.0) |
3D深度カメラ | ◯ | ◯ |
環境光・近接センサー | ◯ | ◯ |
ジェスチャーセンサー | ◯ | ◯ |
Mate 30はヘッドフォンジャックが搭載しているメリットもありますが、
カメラのことを考えるとやはりProの方が性能に優れています。
高感度撮影や7,680fpsのスローモーション撮影。
ジンバルである「Osmo Mobile 3」やスマホ用LEDライトの「Profoto C1/C1 Plus」に対応しており、明確にカメラ機としてのスマホの機能を強化しています。
Mate 30シリーズでは、Googleのサービスが使えない
Mate 30でGooleのアプリを使うとこうなる。
Mate 30シリーズはかなりのハイスペック端末ですが、これまで報道されてきたとおり、Play ストアやYouTubeなどのサービスが使えません。
ただ今までもそうしたスマホをゴニョゴニョしてグーグルのサービスを使用している人はいました。
そのため一部のギークの人にはあまり影響がないかと思っていましたが、違いました。
https://twitter.com/wiegeilisdasn/status/1174762429550604290
Play ストアは起動させてもすぐ落ちます。
(ただグーグルマップは使えそう)
Installing YouTube in a Mate 30 pic.twitter.com/IE4ojNubuk
— bc1qxy2kgdygjrsqtzq2n0yrf2493p83kkfjhx0wlh (@somospostpc) September 19, 2019
YouTubeも使えません。
規制を受けての今後の動向
ファーウェイの規制に関してはいろいろと騒がれていますが、ユーザーにとって気になるのは、
・OS
・アプリケーション
・プロセッサ
の3点でしょう。
今回はアプリケーションのところでMate 30は影響を受けました。
これに関しては今後はGoogleプレイに頼るのではなく、
「Huawei Mobile Services(HMS)」というプラットフォームを推し進めることがわかりました。
残りは「OS」と「プロセッサ」です。
「OS」に関しては、今回発表されたスマートテレビには独自OSが搭載されました。
そのためこの独自OSをスマホに投入するか、フリーソースである「AOSP版Android」を採用する可能性があります。
「プロセッサ」に関しては、傘下企業のHiSiliconが製造している「Kirin」が禁輸措置の影響で使えなくなる可能性があります。
実際すでにサムスンやファーウェイが行っているように、
プロセッサは5Gのモデムと統合化される流れにあるので、禁輸措置がファーウェイにどのように影響を与えるかを考えると、いろいろ難しいところがあります。
終わりに
以上で「ファーウェイのMate 30シリーズ発表」に関する記事を終わります。
端末より禁輸措置の動向に関して触れることが多かったですが、ハードが優れているだけにどうしても注目せざるを得ません。
Mate 30シリーズがはたして日本へ投入されるかどうかは微妙ですが、一度は触ってみたい端末ですね。
それではまた次の記事でお会いしましょう。
管理人、きむきむでした。
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