この記事では一般的によく言われている、大学生は時間があるので社会人よりも「TOEICの勉強に有利である」という意見を否定しつつ、
学生という身分がTOEICの学習を進める上で、どのようなメリットとデメリットが存在するのか、説明していく記事になります。
また「社会人がTOEICの勉強に不利かどうか」に関してもすでに記事にしてありますので、興味を持たれた方は是非合わせてご確認ください。
それではさっそく内容を見ていきましょう。
目次
大学生がTOEICの学習で有利な3つのこと
大学生がTOEICの学習を行おうと決意した時、有利なことが3つあります。それは
①大人の力を借りやすい。
②勉強仲間を作りやすい。
③図書館や教室など、勉強を行うための場所を確保しやすい
ということです。
よく「大学生は時間があるから勉強しやすい」と言われますが、私はそう思いません。
後ほどその理由をお伝えしますが、まずはシンプルに上記3つがTOEICの学習において有利なところを確認していきましょう。
大人の力を借りやすい
まずTOEICの学習において有利な点の1つ目ですが、
大学生は若さや学生の立場を利用して、大人の力を借りることが比較的簡単です。
「いやいや、そんなことないでしょ」と、思わずツッコミを入れたくなると思いますが、
コレは本当です。
ある程度礼儀をわきまえた上で、素直にアドバイスを求めたり感謝を伝えると、助けてくれる人がたくさんいます。
助けてくれる人は身の回りにいる大人、例えば両親や学校の先生、アルバイト先の上司がそうですし、アプローチの仕方を工夫すれば、芸能人や著名人の方ともSNSを介して気軽にメッセージのやり取りが可能です。
またネイティブや非ネイティブの方と英語でコミュニケーションを取る時も、相手が勝手に配慮をしてくれたりします。
こうした周りのサポートは普段接している中で感じ取ることが中々難しいですが、大人になって同じようなサポートを受けようとすると、お金がかかったりします。
若い時はその若さそのものが人に与える大きな価値ですが、大人になるとみんな忙しいので何かメリットがないと配慮はして貰えません。
そのため自分ひとりだけでTOEICの学習を進めようとせず、時には人の力を借りながら学習を進めるのが学生にとっての1つの戦略となります。
勉強仲間を作りやすい
2つ目は「勉強仲間を作りやすい」ということです。
これも大人目線の感覚だと思います。
ただそれでも、TOEICという同じ目標を持った友人をリアルな世界で見つけるのは、学生の方が簡単です。
勉強仲間がいると、一緒に行えば単純でつまらない作業でも楽しくなることがあります。
それはモチベーションの向上やストレスの軽減に繋がりますし、流されやすい人なんかは集団の中に所属した方がパフォーマンスが上がるので、勉強仲間がいたほうが多くの学習者にとってプラスになります。
図書館や教室など、勉強を行うための場所を確保しやすい
実際に勉強のパフォーマンスの観点からわかりやすいのは、この「勉強を行うための場所を確保しやすい」ということでしょう。
学校には勉強する施設がありますし、近隣にはカフェなどの飲食店が数多くあります。
最寄り駅が大きければコインロッカーもあるので荷物を置くこともできますし、授業の合間に勉強したり、同じ勉強を行っている人をそこで探すこともできます。
大学生がTOEICの学習で不利な3つのこと
次はTOEICの学習を行う上で、不利な点です。
このあたりはすでに同じような感想を持っている方もいるかと思いますが、下記の3つです。
①時間がない。
②お金がない。
③良くも悪くも周りに影響されやすい。
時間がない
まず、「学習を行うための時間がない」というものです。
多くの社会人は、
「学生の頃は時間があった」
「人間関係が大変」
「忙しい」
「学生の頃はもっとこうしておけば良かった」と言いますが、その認識は適切ではないと思います。
というのは、大人はすでに過去に自分が取り組んだ行動の結果を全て知っており、それを解決するための知識やスキル、経験を積み重ねたから過去の自分の改善点を言えるわけであって、学生の頃は今と同じくらい苦しみながらチャレンジを行ったはずです。ただ忘れているだけです。
また大学生のサイクルを考えてみると、3・4年は就職活動で忙しくなり、1・2年は新しい環境や人間関係の構築で心理的な負担や時間も取られます。
そのため勉強に使うための時間は、自ら作らなければ生み出すことはできません。
しかも今は昔と違って、スマホという娯楽やLINEがありますからね。時間は取られる一方です。
お金がない
次に、「お金がない」というもの。
勉強時間が足りないということの解決策として、大人は「お金で解決」します。
良い参考書を買い、良いパソコンを買い、試験も全て申し込む勢いでお金を使います。
視力も下がり、体力もない。勉強しても誰にも褒めてもらえない。
そんなかわいそうな大人達に残された最終兵器が
「お金で解決をする」
というものです。けして彼らに軽蔑的な眼差しを向けてはいけません。ただ彼らはかわいそうな人達なだけです。効率とコストパフォーマンスを考慮した結果、行うのがただ「物事をお金で解決する」という結果に至っただけです。
一方で同じく時間がない学生の方は、
「お金が無いので欲しい参考書が変えない」
「試験に申し込めない」
ということがよくあります。
そのため学生の方は、収入を増やすか、節約するか、知恵を使うか、人の力を借りてこの問題に立ち向かっていく必要があります。
良くも悪くも周りに影響されやすい
大学生がTOEICの学習を行う上で不利な点3つ目は、「良くも悪くも周りに影響されやすい」ということです。
例えば、
・定期的に行われる飲み会の費用→参考書や試験を受けるためのお金が飛ぶ。
・飲み会を断る→付き合いの悪いやつだと陰口を叩かれる。
・大学で勉強を行う→いじってくる人が現れる。
・友人と一緒にTOEICを受ける→友達の方が点数が高くて落ち込む。
これらはあくまでも全て可能性の話しですが、学生の方は友人とのコミュニケーションが濃密ですからこうしたことは起こりうることだと思います。
もしそうした勉強のモチベーションを落とすようなネガティブなことが発生したら、それを解決するか気にしないことが一番ですが、そのようなメンタルを実際に持ち合わせている人はほとんどいないと思います。
ただその結果自分の意志とは異なるにも関わらず、周りに合わせていくとTOEICの学習を行うための勉強時間を確保するのは、かなりきつくなります。飲み会はお金が消えるのも早いですし。
そのため、学生という身分はTOEICの学習を進める上でメリットも多いですが、
・お金がない
・時間がない
・良くも悪くも周りに影響されやすい
という向き合わなければならない3つのことが存在することも、覚えておいてください。
終わりに
以上で「大学生はTOEICの学習に有利か?」に関する記事を終わります。
まとめると
大学生がTOEICの学習で有利な点は
①大人の力を借りやすい。
②勉強仲間を作りやすい。
③図書館や教室など、勉強を行うための場所を確保しやすい
不利な点は、
①時間がない。
②お金がない。
③良くも悪くも周りに影響されやすい。
というものでした。
つまり大学生は、「時間があって勉強を行いやすい環境が整っている」のではなく、
社会人の方と同じように「切磋琢磨する必要がある」、というのが私の個人的な結論になります。
勉強が大変なのは、みんな同じということですね。
このブログでは、「具体的なスコア別の学習法や、勉強に対する心構え、悩みの対処法」などを紹介していますので、良かったら参考にしてみてください。
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