この記事ではTOEIC860点を取るために、やってはいけない3つのことについて解説していきます。
これまでTOEICの目標スコア別に勉強法や具体的な勉強計画、そしてどのような心構えで勉強に取り組むべきかについて記事を投稿してきましたが、逆に陥りやすい失敗や、やってはいけないことについて書く機会がありませんでした。
そのためこの記事では、
・TOEIC 860点を目指す人が、行うべきでない行動。
・勉強を行う上で、効率が悪くなる考え方。
・多くの人が躓きやすいポイント。
といったことをテーマに記事が作成されています。
何をすべきかではなく、効率が悪くなるケースを事前に知ることで、それを反面教師とし、今後の学習に役立てて頂ければ幸いです。
ではさっそく内容を見ていきましょう。



TOEIC 860点を取るためにやってはいけない3つのこと

TOEIC 860点を取るために、やってはいけないことや考え方が3つあります。
これらを事前に知って避けることで、より効率的な学習を目指していく必要があります。
その3つの内容は、
①ネイティブや帰国子女、海外在住の方に期待を抱く。
②睡眠時間を減らす。
③単語を読めないまま学習を続ける。
では、順番に説明していきます。
ネイティブや帰国子女、海外在住の方に期待を抱く

TOEIC 860点を取るために、3つのやってはいけない考え方の1つ目は、
「ネイティブや帰国子女、海外在住の方に過度な期待を抱く」、というものです。
インターネットの普及で、このような人たちから気軽に英語学習のやり方を教わることができる時代になりました。
ただ気を付けなければいけないのは、このような人たちは、
いわゆる超エリートである
ということです。
環境にも恵まれ、頭もよく、数段飛ばしで成長できるような人たちが多いです。
そのようなある意味アメリカ人のメジャーリーガーのような人たちが、日本に住む一般的な小学生の、週に数回しか野球の練習をしないような子どもたちの悩みや、指導法に熟知しているのかというと、その可能性は低いと思います。
そのため彼らの言っていることは、
現在持っているレベルよりも遥かに高いことを話している
可能性が高いです。
彼らを勉強のモチベーションにする、将来の参考にするのはとても素晴らしく推奨されるべきことですが、かといってそれがそのまま自分に当てはまるかどうかは、内容を精査する必要があります。
子供に一人で火を使わせないのと同じく、タイミングの問題です。
睡眠時間を減らす

2つ目は、「睡眠時間を減らす」、というものです。
睡眠時間を減らすと、その分勉強時間は増えます。
一見効果的に見えますが、もし継続的に学習を行いたいと考えているのであれば、これは避けた方が良いです。なぜかというと、「効果的ではない」からです。
一般的に新しい知識を獲得するためには、
・何かを行うよりもエネルギーを消費する。
・記憶するには、脳が整理される睡眠時間が必要。
と言われています。寝なくても行動を起こすことはできますが、記憶を保持したり思い出す作業を行うのは困難です。
そのため勉強量を増やすために睡眠時間を削ることは効果的ではなく、それよりも
・毎日規則正しく行動する。
・スキマ時間に学習する。
・勉強の効率を上げる。
・勉強部屋や道具を整える。
といったことの方が、効率的ですし、楽です。
睡眠時間を削って苦しみながら勉強をするのではなく、心身ともに充実した状態で学習に迎えるようにするのがポイントです。
単語を読めないまま学習を続ける

TOEIC 860点を取るために、3つのやってはいけないことや考え方のラストは、
「単語を読めないまま学習を続ける」、というものです。
これまでは英単語の発音がわからなくても目標点数を達成することは十分可能でしたが、TOEIC 860点を獲得するためには、リスニングもリーディングも9割近く正解する必要があります。
そのため発音がわからないまま学習を続けるよりも、音読できる状態で学習を行ったほうが効率が良いため、単語は読めるようにしましょう。
ではその発音をどこまで高めるかというと、
・ネイティブのような発音
・発音矯正(発音記号を元にした)
・フォニックス(発音の勉強法の1種)
は、必要ありません。
・いわゆる日本人訛りのカタカナ英語で、音声を聞いてスムーズに発音できる。
・TOEICの長文を見てスムーズに音読できる。
というレベルで、TOEIC 900点超えるレベルまで普通に到達できます。
イメージとしては、このレベルの発音です。
このレベルの発音を、テキストを見ながらできるのが理想です。
テキストを見ながらです。英語が喋れる必要はありません。
日本語訛りはありますが、流暢に、スムーズに言葉が出てくるためコミュニケーションに支障はありません。
英語は無言の間が出来てしまうと好ましくない文化なので、アクセントが悪いことよりも言葉がでないことの方が問題です。
そのため多くのTOEIC学習者にとっては、発音よりも英単語を覚えることの方が先です。
よく「1ヶ月で発音記号をマスターした」とか、「3ヶ月で英語の発音をマスターした」とか広告やSNSで聞きますが、そのような話しを信用するのは賢明ではありません。
発音記号を覚え、小学生・中学生の頃から学んだ単語の発音を矯正し、文章でそれを意識し、何もテキストを読まずにその正しい発音で言葉が出てくるようになるには、数年間の時間と涙ぐましい努力が必要です。
欧州にいる移民の人は、英語が喋られるにも関わらず、訛りによって差別され仕事に就くことが出来ない大人がたくさんいます。そのような人たちでさえ、小学生から学ぶ単語から発音の矯正を行い、何度も何度も指摘されながらdogとかappleとかIの発音を練習しているのです。
そのためTOEICの学習者がトレーナーもつけず、独学で片手間に英語の発音矯正を行おうとするのは、現実的ではありません。
カタカナ発音で構わないので、参考書を確認し、自分なりに音を聞いてスムーズに読めるようにしてください。
まとめ

まとめると、「TOEIC 860点を取るために、3つのやってはいけないことや考え方」は、
①ネイティブや帰国子女、海外在住の方に期待を抱く。
②睡眠時間を減らす。
③単語を読めないまま学習を続ける。
というものです。
発音に関して情報を入れすぎてしまいましたが、整理すると、
・今までは、単語が読めなくても目標点数が取れた。
・TOEIC 860点だと、それが通用しなくなる。
・音読できたほうが、リスニングもリーディングも、勉強効率が良くなる。
・発音は、日本人訛りのカタカナで大丈夫。
・ただし、文章を読みながらスムーズにできるようにする。
というものでした。
英語の発音に関しては、正直TOEIC L&R テストで真剣に考える必要はありません。
勝間和代さん(経済評論家・教授。起業家などその他にも複数の顔を持ち、大学在籍中に子供を産み、史上最年少で公認会計士試験に合格した聡明でパワフルな女性)でさえ、
「英語の発音矯正は、時間がかかりすぎるので、コスパが悪いからやらない」と言っています。
そのため英語を音読できるようにする必要はあるけれど、そこまで専門的に必死に勉強するのは、今のタイミングではない、と頭に入れておいてください。
日本人の英語訛りは遺伝子レベル(というか、そもそも正しい方法を学んだことがないので、下手なのは当たり前)ですし、TOEICのL&R テストの学習において、優先順位は高くありません。カタカナ英語で大丈夫です。
それではまた、次の記事でお会いしましょう。
管理人、きむきむでした。



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