iPhoneで使用できる無料・有料の国語辞典アプリをご紹介します。
今まで英和辞典に関して様々な記事を投稿してきました。
ただ全く触れていなかったのが、国語辞典アプリです。
母語である日本語の学習も「忘れていはいけない」と自戒の意味を込めて、今回は日々の日常で使用できる、便利な国語辞典アプリをご紹介します。
さっそく内容を見ていきましょう。
目次
国語辞典の無料アプリ
無料アプリの特長
日本語の意味を調べるにあたって、オススメするアプリは2つあります。
・コトバンク
・Wikipedia
どちらもインターネットによる接続は必要ではありますが、ただインターネットブラウザーを検索するよりも、こちらのアプリやホームページに接続してから言葉を入力して検索するほうが、正確な情報を速く集めることができます。
オススメアプリ
コトバンク
コトバンクは朝日新聞社とIT企業のVOYAGE GROUPが提供するアプリです。
イメージとしては、「コトバンク」というアプリから、「様々な信頼できる辞書にアクセスできる」というものです。
例えば
・デジタル大辞泉
・百科事典マイペディア
・精選版 日本語大辞典
・プログレッシブ英和中辞典
といったものです。
検索したい1つの用語から、「複数の辞書を横断的に検索できる」というのがポイントで、
様々なソースを確認しながら、用語の理解を深めることができます。
実際に使用しての不満点としては、
・英語の辞書が弱い
・使用するには、基本的にインターネットの接続が必要
・広告がある
・レイアウトの好みが別れる
といったところでしょう。
ただこれほどの機能を備えたアプリが、無料で使えるというのは本当に素晴らしいことで、
下手なアプリやWebサイトを確認するよりもよっぽど速く、正確な情報を手にすることが出来ます。おすすめです。
<参考>
ポケットプログレッシブ国語辞典のみ、設定変更によりオフラインで使用できます。
ただ他の辞書の検索ができなくなるため、基本的にはインターネットでの使用を推奨します。
Wikipedia
Wikipediaに関しては、おそらく説明する必要もないほど有名なWebサイトと言ってもよいでしょう。スマホアプリも提供されており、用途に応じて使い分けるのが好ましいです。
Wikipediaの良いところは、何と言っても、辞書と比べて即時性のある情報にアクセスできることでしょう。
またスポーツや文化面にも強く、関連リンクから情報のソースにアクセスすることができます。
もはや社会インフラと言ってもよいほど、情報の提供具合がハンパないです。
英語による利用もできますし、必ずスマホにはアプリを入れておいてください。
まだ若干アプリの動作は重たいですが、日本語と英語で気軽に切り替えて検索できますし、レイアウトも綺麗です。数年前のリリース直後のような芳しくないクオリティーではありません。
使い分けのイメージ
使い分けのイメージは下記のとおりです。
・言葉の基礎的な意味を、信頼できるところから知りたい→辞書
・歴史や背景、また関連を調べたい時→Wikipedia
・その言葉に対して、誰かの意見を知りたい→SNS or 検索
必ずしも上から作業を行う必要もないですし、実際はSNSやWebサイト、TVなどで興味を持って、調べることが多いですよね。
用途に合わせて使い倒しましょう!
国語辞典の有料アプリ
有料アプリの必要性
これだけ無料のサービスがあふれる中、けして安くはない有料アプリをなぜ使うかというと、理由は3つあります。
1.オフラインで使える
2.使用頻度が圧倒的に高くなる
3.無料のものより、単純にクオリティーが高い
オフラインで使える
有料アプリのほとんどの辞書は、インターネットに接続しなくても使用することができます。
ということは、海外にいても、ギガが足らないときでも、調べたいことがあればいつでも気軽に検索できる、ということです。
インターネットはその回線を使用している人の人数によって、接続が遅くなったり早くなったりします。そのため常に一定の速度が保たれているわけではなく、また提供業者のサービスがメンテナンスなどでストップしてしまうことがあります。
スマホゲームではないので、詫び石とかありませんし、調べたい時にすぐ調べることが、意味を理解するためのポイントなので、使用する上でのストレスやリスクを極力減らすために、オンラインよりもオフラインのアプリのほうが好ましいです。
オフラインといっても、もちろんサービスのアップデートはありますので、バグの修正やサービスの向上は期待したままで構いません。
無料のものより、単純にクオリティーが高い
次に、アプリの質が単純に無料のものよりも高いです。
確かに有料アプリでも、どこかで無料でサービスを提供しているところもあります。
ただその場合、辞書のバージョンが古かったり、広告が掲載されている、横断検索が使えない、ブックマーク機能が弱い、など、商品の質やインターフェースの部分で大きな違いが存在することが多いです。
そうでなければ、みんな無料のサービスを使ってしまいますから。
また有料である分、ユーザーの声を反映させたアプリの継続的なアップデートが期待できますし、制作サイドもスポンサーではなくユーザーの方を見てることが多いように感じます。
使用頻度が圧倒的に高くなる
上記2点の理由により、スマホの中に有料辞書アプリがあれば、それを使用する、辞書を引く機会が大幅に増えていきます。
逆に言うと、もし無料アプリから有料アプリに代えて使用機会が増えていないのであれば、そのアプリはあなたにふさわしくないのかもしれません。
辞書は
・簡単に
・正確な意味を
・いつでも引ける
というのが大事なので、レイアウトを含め違和感のあるアプリは使用するべきではありません。もちろん人間がアプリ側に合わせていくことも必要ですが、直感的に使いやすい、あるいは違和感がない、と感じさせてくれるのが良いアプリです。
おすすめアプリ
では実際に、オススメアプリを紹介していきましょう。
下記の4冊です。
・三省堂国語辞典 第七版
・新明解国語辞典 第七版
・大辞林
・精選版 日本国語大辞典
三省堂国語辞典 第七版
「最も親しみやすい辞書」を求めるとしたら、こちらの辞書になるかもしれません。
三省堂より出版されている国語辞典ですが、容量が軽く、動作が快適です。
収録されている内容は日常生活で見聞きするものを多く含んでおり、説明もシンプルでわかりやすく、初めの国語辞典として非常におすすめです。
<主なデータ>
・見出し語数→82,000
・オフライン→対応
・ブックマーク→対応
・検索履歴→対応
新明解国語辞典 第七版
日本でいちばん売れている小型国語辞典であり、1972年から親しまれてきた国語辞典がこちらの新明解です。
調べた用語が実際どのようなシチュエーションで使用されるのか、その用例がわかりやすく、また発生音声が収録されているなど尖った機能も付いています。
すでに使用者が多い辞書なので、環境を変えたくない方にもおすすめです。
説明が詳しくて丁寧です。
<主なデータ>
・見出し語数→77,500
・音声数→70,000
・オフライン→対応
・ブックマーク→対応
・検索履歴→対応
大辞林
大辞林は、比較的最近の言葉を調べたい時におすすめです。
App Storeのアプリとして、累計30万本ダウンロードされているのが、こちらの大辞林です。私もいろいろと辞書アプリを購入しましたが、iOSを代表するアプリの1つと言っても過言ではありません。
特長は何と言っても、そのコンテンツの量でしょう。
見出し数が265,000と、上記2つのアプリの約3倍の量を収録しています。
このアプリを使用して該当するものがなかったら、それは辞書で調べる案件では無かったと理解して大丈夫かもしれません。
その分価格も高くなりますが、定番アプリを検討するのであれば、こちらがベストです。
<主なデータ>
・見出し語数→265,000
・オフライン→対応
・ブックマーク→対応
・検索履歴→対応
精選版 日本国語大辞典
大辞林を上回る約30万もの見出し語を収録しているのがこちらの「精選版 日本国語大辞典」です。
紙の書籍の場合約5万円しますが、アプリの場合はキャンペーンを含めて5,000円〜1万円で購入することができます。
40年以上の年月と3,000人を超える専門家が編集に携わったという謳い文句にある通り、用語の説明は深く、広いです。そのため用語が使われてきた歴史を確認することや、古事記や日本書紀などの文献まで中身を確認することができます。
その情報量において、国語辞典アプリではまさにNo.1と言えますが、個人的には、説明が多い分、必要な情報を素早く発見するのに少し時間がかかってしまう気がします。
また最近生まれた新語に関しては、作成年度の違いから他のアプリに負けているところがあるように感じます。
そのため活字中毒の方にはベストの辞書ではありますが、そのマニアックさゆえにまさにプロ向けの国語辞典と言えます。
<主なデータ>
・見出し語数→300,000
・オフライン→対応
・ブックマーク→対応
・検索履歴→対応
<出典:App Store>
まとめ
スマートフォンとインターネットが普及し、気軽に調べ物ができる時代になりました。
我々はオンラインであれば、いつでも調べたい内容を検索することができます。
ただその一方で、年々増加の一途をたどるインターネットコンテンツは、調べたいものが検索上位に来ることを難しくさせ、書き手が本当に信頼のおける人物なのか見極めるのを難しくさせました。
またSNSや情報メディアの一種であるキュレーションサイトの普及により、フェイクニュースをこれほどまでに見るようになったのは、人類史上はじめてのことと言っても良いのではないでしょうか。
「必要な情報を、必要な時に、適切なところから手に入れる」
この意味において、「辞書」というものは非常に素晴らしい働きをしてくれます。
ぜひみなさんもお気に入りの辞書アプリを見つけて下さい。
<簡易ガイド>
・手っ取り早く意味を把握したい→三省堂
・より詳しい解説と音声が欲しい→新明解
・とにかく辞書でなんでも引きたい→大辞林
・活字中毒で好奇心が強い→精選版 日本国語
それではまた、次の記事でお会いしましょう。
管理人、きむきむでした。
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