ついに手に入れたHuawei nova 3。
前回のフォトレビューに引き続き、今回はそのスペックや使い心地に関してより詳しく書いていきます。
↓「Huawei nova 3 フォトレビュー」はこちら。
Androidを使用するのはXperia Z Ultra以来でして、私はいわゆるズルトラ難民です。
そのため主にズルトラユーザーとして、あるいはiPhoneユーザーとしての視点からお伝えする記事になるかと思います。
ではさっそくいってみましょう。
↓「Huawei nova 3 レビュー記事まとめ」はこちら。
Huawei nova 3のスペック
まずnova 3のスペックを確認していきたいと思います。
仕様の比較
nova 3 | P20 | Pixel 3a | P30 lite | |
ディスプレイ | 6.3インチ | 5.8インチ | 5.6インチ | 6.15インチ |
解像度 | 2,340×1,080 | 2,244×1,080 | 2,220×1,080 | 2,312×1,080 |
有機EL | ☓ | ☓ | ◯ | ☓ |
CPU | Kirin 970 | Kirin 970 | Snapdragon 670 | Kirin 710 |
RAM | 4GB | 4GB | 4GB | 4GB |
ストレージ | 128GB | 128GB | 64GB | 64GB |
アウトカメラ | 16MP(f/1.8) 24MP(f/1.8) | 12MP(f1.8), 20MP(f/1.6) | 12.2MP(f/1.8) | トリプルカメラ |
インカメラ | 24MP+2MP | 24MP(f/2.0) | 8MP(f/2.0) | 24MP(f/2.0) |
バッテリー | 3,750 mAh | 3,400 mAh | 3,000 mAh | 3,340 mAh |
重量 | 166g | 165g | 147g | 159g |
USB-C | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
イヤホンジャック | ◯ | ☓ | ◯ | ◯ |
外部ストレージ | Micro SD | ☓ | ☓ | Micro SD |
デュアルSIM | ◯ | ◯ | ☓ | ◯ |
その他 | NFC,Laica | 3年間OSサポート、Felica | au版は128GB | |
販売時期 | 2018年10月 | 2018年6月 | 2019年5月 | 2019年5月 |
日本価格 | 約59,184円 | 約75,384円 | 約48,600円 | 約35,510円 |
Antutuスコア | 196,575 | 194,683 | 159,000 | 138,500 |
<Antutuスコア出典:Antutu.com / Kimovil>
上記のスマホの中で比較した場合、
nova 3は6.3インチの大画面に加えて高性能のCPUを積んでいるところが大きなポイントです。
Micro SDやイヤホンジャック、USB-C、DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)にも対応しているため、大きさが許容できればかなりバランスの取れた端末です。
nova 3の購入金額
nova 3の発売時の市場想定価格は、税込み59,184円です。
ただ音声SIMとセットで購入することで、端末に関する費用を大幅に引き下げることができます。
私はnova 3をOCNモバイルで2月に購入したのですが、その時の端末代金は、
税込21,384円でした。
あれから3ヶ月経っていますので、今では
税込17,064円
で端末を購入できます。
<出典:OCNモバイル>
そのため音声契約を結ぶ必要はありますが、先程のスマホと比較した場合、
nova 3 | P20 | Pixel 3a | P30 lite | |
日本価格 | 約17,064円 | 約75,384円 | 約48,600円 | 約35,510円 |
Antutuスコア | 196,575 | 194,683 | 159,000 | 138,500 |
他の端末より大幅に安い価格で、Huaweiの2018年スマホ、ハイエンド相当の性能を手にすることができます。
P30 liteもSIMとのセットで安く購入できますが、今の所安くても1.5万円程度のため、トリプルカメラにこだわらない限りコスパはそれほど高くありません。
というわけでコスパの良いスマホ!を探している方にはnova 3を私はオススメします。
なぜnova 3を購入したか。その背景
nova 3を購入した理由は、2つあります。
1.Googleの世界を体験したかった。
1つ目は単純に「Googleの世界を体験したかった」というものです。
例えばそのわかりやすい例が、スマホのアプリケーションです。
AndroidとiPhoneでは共にGoogleのアプリが使用できますが、
iPhoneで使えるGoogleのアプリが約50であるのに対し、Androidでは約96のアプリを使用することができます。その差は約2倍です。これって結構な差ですよね。
またセキュリティーに厳しいAppleに対し、Googleは積極的に顧客の情報を取得し、それをサービスの質向上に繋げています。
AppleもGoogleも独自のエコシステムを作り上げている企業ではありますが、そうしたサービスの質に関しては今後差が開いていく可能性があるため、今のうちにGoogleの世界に首を突っ込みたいと考えました。
となるとAndroidかChromebookを購入するのが手っ取り早いと考え、nova 3にしました。
2.ズルトラ難民として救われたかった。
2つ目は、「ズルトラ難民」として救われたかった、というものです。
現在使用しているメインスマホはiPhone 7なのですが、実は依然はAndroidのスマートフォンを使用していました。
その端末が「ズルトラ」こと 「Xperia Z Ultra」です。
Xperia Z Ultraは2013年に発売されたSONYのスマートフォンで、(日本では2014年)
当時5インチ前後が主流であったスマートフォンの中に突如現れた6.4インチの大画面スマホです。
「big screen, big entertainment」がキャッチフレーズで、大画面にも関わらず世界で最も薄いフルHDスマートフォンでした。
防水機能やスタイラスペンに対応しており、またau版はフルセグの視聴も可能になるなど、多くの人に愛される要素がつまった名機でした。わざわざ輸入する人もいましたからね。約3万円でした。
ただその後Xperia Z Ultraの後継機がSONYから発売されることはなく、
「ズルトラ難民」との言葉が生まれました。
そういえば「ファブレット」という言葉もありましたね。今のスマホは皆大型化しているのですっかり死後ですね。
ちなみにですが、先日商品発表された「Xperia 1」が実は6.5インチでして、わざわざ「Xperia Z Ultra」と比較する人がいたりします。
これだけでもズルトラが多くの人に愛されていたのがわかります。
というわけで、ご多分に漏れず私も「ズルトラ難民」になりまして、それからずいぶんとAndroidはご無沙汰になりました。
その間、Xperia XA Ultra(6インチ)、Zenfone 3 Ultra(6.8インチ)、Huawei P8max(6.8インチ)など似たような端末もあるにはあったものの、防水性能やスマホの厚みなどに不満を感じることが多く、購入することはありませんでした。
そんなある日、SIM契約とセットでNova 3が約2万円で購入できることを知りました。
スペックも2018年度のハイエンドモデルとほぼ同等です。
スクリーンサイズは6.3インチとXperia Z Ultraと近く、またベゼルレスになっていることから大幅に本体サイズは小さくなっています。
「これはひょっとしたらズルトラの代わりになるかもしれない」
「しかもレンズが2つ付いてる」
「iPhone 7はレンズ1つだし、ズルトラはカメラ性能が酷かったしな」
というわけで、気づいたらポチっていました。
nova 3を使用して感じた、良いところ
購入して約3ヶ月経ったので、nova 3の良いところと不満点を書いていきます。
まずは使ってみて「良いと感じたところ」です。
ベゼルレスの大画面
期待していた通り、6.3インチというスクリーンサイズは情報量が多く、コンテンツを消費するための端末として非常に快適でした。
私の場合は特にKindleで読書を行う際にとても満足感を得ています。両開きでの漫画の閲覧もできないことはないですし、片方だけのページでもiPhoneよりも絵が大きく映せるので快適です。
Xperia Z Ultraのサイズと比較すると、
nova 3の方が0.8mm厚みがあるものの、縦の長さが22mm、横幅が18.1mm短いです。
そのため片手でより持ちやすく感じますし、側面が丸いため手がホールド感が柔らかいです。
nova 3とXperia Z Ultraのサイズは、上記の写真位、大きさに差があります。
もう何年も触っていませんけど、こうして見ると本当にサイズが大きかったんですね、Xperia Z Ultraは。
メインスマホのiPhone 7より、性能が高い
Huaweiの2018年モデルハイエンドCPU「Kirin 970」を積んだnova 3ですが、動作がキビキビしていて中々良いです。
AntutuスコアがiPhone 7よりも若干高いことは元々知っていましたが、実際にWebブラウジングを比較したところ、nova 3の方が体感できるレベルで動作が快適でした。
昔のAndroidはスペックが高くてもキビキビ動かなくなったりしていましたが、もはやミドルレンジでもハードの部分で不満を感じるところは少なくなっている気がします。
Discoverが超便利、音声認識も素晴らしい
ここからはGoogleのソフトウェアに関する感想になります。
Discover
まずは「Discover」、ユーザーの興味関心に合わせたニュースを教えてくれるこの機能ですが、控えめに言って素晴らしいです。
日常的にホームページをブックマークしてネットサーフィンしているのですが、知らないサイトでタメになる情報を毎日教えてくれます。
こういったニュースや通知が伴う機能は、重くなったりバッテリーが消耗するので今までは機能をオフにしていたのですが、特に害なく使えています。しかも精度が的確。
むしろ今までなぜ使わなかったのだろうレベル。
だらだらツイッターを見るよりもよっぽど効率的に情報にたどり着けます。
音声認識 (Google アシスタント含む)
次に、音声認識。これはもうホント素晴らしい。
昔から「音声認識」には憧れがありまして、ドラゴンスピーチなどのソフトを使って文章作成が出来たら「かっこよいだろうな」と思ってはいましたが、
Androidの音声認識、日本語も英語もマジでガチに素晴らしいです。
思わず語彙力がかなり乏しくなってしまうほど、驚いています。
nova 3を購入して1番衝撃的だったのはこの機能のところです。
SiriやAlexa、Cortanaさん、そういったAIアシスタントはまだ早すぎる、使い物にはならないと思っていましたが、十分にGoogleアシスタントは役割をこなせます。
個人情報を取得する分、そういったユーザーに合わせた提案やサービスの質はAppleよりもGoogleの方が優れているように感じました。
とりあえず、
Googleに「魂を売ろうか」と考え始めました。
nova 3を使用して感じた、不満点
最後にnova 3を使用してみて不満に感じたところを書いていきます。
スピーカーの音質が悪い
これは全く想定していませんでした。
スピーカーの音がとても悪いです。いや、好みに合わないだけかもしれませんが。
元々SDカードに英語の音声を入れてリスニングのトレーニングを行ったり、動画の視聴を楽しむ予定でしたが、ちょっと萎えました。
せっかくの大画面なのに、この点は悔しいです。
幸いなことにイヤホンジャックは搭載しているので、モバイルスピーカーを接続することをオススメします。音にこだわる人は、事前に店頭で確認した方が良いと思います。
YouTubeの人物の色や映像が好みではない
想定していなかったこと2つ目。
YouTubeの動画を視聴している際、人物の色表現が好みではありません。
どういうことかというと、iPhoneやiPadと比べて妙に人物描写がリアルで、青白く映されます。ひげが濃い人の場合、大分生々しく人肌が再現されるので私は好みではないな~と感じました。
つまりコンテンツの視聴目的で購入したnova 3ですが、この音と映像に関しては、私の好みから外れていたためとても残念でした。
もちろん端末を触らずに購入したのでこのあたりは自己責任ですが。
ノッチの脇に指が置いてあると、スクリーンの操作がうまくいかない
3つ目。
タッチパネルに関してですが、ノッチ脇の感度が敏感すぎるのか、指が置いてあるとスクリーンの操作がうまくいきません。
これは「ベッドで仰向け、もしくは横になってnova 3を使用している」というごく限定的な環境の話しです。
普段ベッドで仰向けの時、左手でnova 3を持って右手でスクリーンを操作するのですが、
(左手のスマホの持ち方としては、デスノートのLのような感じです)
側面を持つ時、どうしても左手の親指がはみ出してノッチ脇の画面に干渉します(指を置いた状態)
その場合、右手で画面をタッチしてもスクリーンが反応しなくなります。
ただ保護フィルムが原因の可能性もあるので、なんとも言えない状況です。
Micro SDカードの使い勝手が悪い
Micro SDカードのスロットは独立したものではなく、Simスロットと共有です。
そのためMicro SDカードを取り外してデータの移動を行いたい時、いちいちSIMごと外す必要があります。ということは、その度にSIMピンを用意する必要があります。
また付属したケースの場合、SIMを外すことを想定して作られていないためケースを外す必要もあります。
こうした煩雑さによって、Micro SDカードを使う意欲がほとんど無くなりました。
ただUSB-C+SDカードリーダーを購入したので、今の所こちらでデータの移動を行うのが1番現実的だと感じています。
データの移動に悩む
SDカードの話しにも関係しますが、データの移動に悩んでします。
内容としては、写真やメモです。
私の場合、基本的にデジタル機器の中心はパソコンになりますので、そこに一元化して写真などのデータを管理しています。
メインスマホのiPhoneの場合、Macとの相性が良いのでストレスを感じることなくデータの移動や共有ができるのですが、Androidの場合はどうしたら良いかまだ答えが出ていません。
当初の予定はMicro SDカードでしたが、こちらが機能していないためクラウドで行う必要があります。となると現実的なのはGoogleのサービスで全て賄うことですね。
とここまではわかっているのですが、仕事用のアカウントの切り替えなども必要になってくるためもう一台専用のパソコンが欲しくなります。
ああ、お金が足りない。
スマホ単体として考えたら、それほど不満はないんですけどね。
みなさんどうやってデータ管理しているんでしょう。ローカルでも管理するのってもう古いんですかね。
このあたりChromebookやHuaweiのノートパソコンを変えば改善するんでしょうか。
AirDropみたいな「OneHop」は気軽に写真が転送できるので好きです。
Androidアプリのプライバシー/セキュリティー
最後です。
Androidのプライバシーやセキュリティーをどう確保するか、ということに関して答えが見いだせていません。
特にスマホのアプリをインストールして使用する時、予想以上にアルバムへのアクセスを求めるアプリが多くて驚きました。
明らかにその「データを必要としないアプリ」であっても、求めたりしますからね。
ちょっと怖くてカメラやアプリを使いづらいと感じる自分がいます。
自意識過剰過ぎるとも思うのですが、これが芸能人だったらどうやって管理しているのか不思議です。
いずれにせよAndroidの使い方に関しては、これからしっかりと勉強していく必要性を感じました。
終わりに
以上で「Huawei nova 3のレビュー」を終わります。
結論としては、nova 3はとても素晴らしかったです。
約2万という価格で、iPhone 7よりもWebブラウジングが速かったりするのですから、文句はないです。
ただメインスマホとして考えた場合、今までAppleを中心としたエコシステムで環境を構築してきたため、iPhoneで悩まずに出来たことができず、知識不足で不満を感じることがありました。
これは少しづつ解決していくしかないですね。
思うのは、iPhoneと同じことをAndroidでやるならば、わざわざ乗り換えたりする必要はないわけで、Androidの強みはあくまでもハードのテクノロジーと、Googleが提供するサービスです。
ハードへの期待は購入した時点でほぼ満足してしまうので、つまりはGoogleに対して期待することがメインと言ってもいいでしょう。
私はAndroid初心者なので、これからどのようにGoogleのサービスによって私のライフスタイルが変化するか、とても楽しみです。
一度はChromebookも買ってみたいですしね。
それではまた、次の記事でお会いしましょう。
管理人、きむきむでした。
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