この記事では、TOEIC470点以上を獲得するための具体的な「勉強計画」について解説しています。
この記事ではそのような方に役立つ情報を掲載しています。
当ブログでは、TOEIC300点台から900点超えを果たすまでの勉強計画を紹介していますが、前回は使用する参考書について書きました。
今回は600点以上を取得するための勉強計画の記事です。
それではさっそく内容を見ていきましょう。
使用する参考書
TOEIC 600点を獲得し、Cランク(470〜729点)へ入るために取り組むべき参考書は、
下記の5冊です。
より高得点を目指すために、勉強期間は約3ヶ月を想定しています。
TOEICを知るための参考書
・TOEIC L&R テスト 直前の技術
・TOEIC テスト 基本例文700選
語彙力をつけるための参考書
・新TOEIC TEST 出る順で学ぶボキャブラリー990 ハンディ版
模試でTOEICの肌感覚を知るための参考書
わからない文法事項を解決するための参考書
・総合英語Evergreen / アトラス総合英語 英語のしくみと表現
この内1冊は、わからない文法事項が現れた時に辞書的に使う総合的な文法書となりますので、TOEICの対策本として使用するのは、全部で4冊となります。
TOEICで600点以上獲得するには、この4冊があれば十分です。
詳しい本のレビューに関しては、前記事にまとめていますが、
勉強の全体像を確認してから読まれても大丈夫です。
勉強の全体像
勉強の計画としては、下記の2つを同時に行っていきます。
1.勉強の軸として取り組むべきプロセス
①直前の技術②基本例文700選③至高の模試
<目的>
1.TOEICの解き方を学ぶ。
2.基本例文700でPart 1から3を学ぶ。
3.模試を通して英語の「聞く」「読む」体力を身につける。
2.同時並行で、補足的に学習していくプロセス
④出る順で学ぶボキャブラリー990
<目的>
1.ボキャブラリーを増やし、理解できる文章を増やす
2,例文に触れることで、TOEIC的な文章表現に慣れる
勉強時間や労力の割合
勉強するための時間や労力といったリソースは、限られています。
その中でどのように勉強していくかというと、
イメージとしては、初めは軸となる勉強に労力の8割、単語の勉強に2割の力を注ぐよう意識してみてください。
例えば電車の中で毎日30分単語の勉強を行うとしたら、
メインの勉強は、2時間行う、というイメージです。
メインの勉強が1時間だとしたら、
単語の勉強は、1日15分です。
メインの勉強が30分だとしたら、
単語の勉強は8分です。
これには
・自分が何を勉強する必要があるのか、常に意識付けを行うため。
・自分の行動を管理するトレーニングのため。
という2つの目的があります。
実際に英語の勉強を開始して、
「毎日2時間勉強する」と思い立っても、中々それはハードルが高いことが多いです。
なぜかというと、実際の勉強時間は、
その日のタスクの量や体調に左右されるため、常に変動するのが当たり前だからです
人は自分の決めた約束が守れない時にモチベーションが落ちてしまう生き物ですので、
自分に課すルールは必ず達成できるレベルのものを基準として、少しづつその基準を上げていく方が、長続きしやすいです。
ダイエットと同じですね。
毎日間食している人が、「間食を全て止める」と決めてもいきなりは継続できないです。
「間食は週5回までとする」や「間食はしてもよいけどカロリーが低いお菓子のみ」などのように、目標のレベルを少し努力すれば達成できる範囲内に設定することが重要です。
参考書ごとの勉強の仕方
では、それぞれ参考書をどのように使用していくか解説していきます。
「直前の技術」の進め方
この参考書を使用するのは、
・TOEICの解き方を学び
・TOEICという試験に慣れる
ことが目的です。
<進め方>
1.模試を解いて、現在のスコアを知る
2.参考書を勧める
3.再度模試を解く
1.模試を解いて、現在のスコアを知る
この参考書には、模試が1回分付属します。
参考書で解き方を学ぶ前に、その模試を2回解いて下さい。
その際、
1回目は、試験本番と同じように時間制限アリ。
2回目は、翌日に、時間制限ナシ、リスニング音声の聞き返しはアリ。
という条件で問題を解くようにしてください。
2回目の模試は、カンニングさえしなければ、
リスニング音声を何度も聞いても良いですし、リーディングパートにどれほど時間をかけても構いません。納得のいく答えが出るまで粘って問題に答えるようにしましょう。
「採点・復習」は、1回目をこなした後に、行わないで下さい。
模試の2回目が終わった後に、採点と復習を行うようにして下さい。
これは、「今現在の実力」を正確に計測するためです。
1回目は、テストという制限がある中でのTOEICのスコア
2回目が、今現在あなたが持ち合わせている英語能力をフルに活用して取れるTOEICのスコアです。
このプロセスを行うことで、
あなたがすでにTOEIC 600点以上の知識が備わっているのか、あるいは知識と解き方をより丁寧に学ぶ必要があるのか、確認することができます。
<まとめ>
・模試を2回解く
・1回目は採点をしない
・現時点の英語能力を把握する
2.参考書を進める
本格的に、参考書を進めていきます。
この参考書は、TOEICでスコアを上げるために必要な解答テクニックが48個掲載されており、11日間のトレーニングとなります。
そのため、最短で1週間もあれば終わらせることができるカリキュラムになっていますが、
1回だけで知識を定着させるのは難しいため、2周から3周解いていきます。
流れとしては、
・大問を1から3まで進めたら、翌日は大問1から取り組んで下さい。
(例1:1→2→3→1→2→3→4→5・・・)
(例2:1→2→3→1→4→2→5→3・・・)
もしくは大問1から2まで解いたら、翌日は大問1から取り組んで下さい。
(例1:1→2→1→2→3→4→3→4・・・)
2周解くか3周解くかは、理解の度合いに応じて決めて下さい。
2周解いた後、最後に通して1周解いても大丈夫です。
模試を2回解いた際に、既に点数が600点前後の方は、3周目は必要ありません。
勉強を先に進めて下さい。
あるいは2周目も、苦手な範囲だけ行うようにしてくれて構いません。
大切なのは、人間は忘れる生き物だということです。
学んだことを忘れてしまうのは当たり前なことなので、それを想定した上で勉強の計画を立てることが重要です。逆にすでに理解し定着していることを、短期間に繰り返すのは効果的ではありません。期間をはさむことが必要です。
参考書を繰り返し解くことは大変な作業ではありますが、
2回目や3回目はすでに慣れているため、1回目よりも負担が小さくなり、また解き終わる時間も少なくなります。
今のうちに反復学習を行う習慣を身に付けましょう。
<まとめ>
・参考書は11日間のトレーニング
・2周から3周こなす
・人間は忘れる動物なので、それを考慮した上で勉強計画を立てる
3.再度模試を解く
では最後に、仕上げの模試を行います。
使用する参考書は、「至高の模試」です
。
こちらは模試が3回分付いているので、第1回を使用しましょう。
その際、なるべく本番と同じような環境を整えて下さい。
試験開始時間と曜日まで合わせる必要はありませんが、
<すること>
・リスニング45分、リーディング75分という時間制限をする
・マークシートの解答用紙を用意する(参考書に付属してあるのでコピー)
・腕時計で時間を見る
・イヤホンではなく、スピーカーでリスニング問題を解く
<しないこと>
・カンニングをしない
・スマホをタイマー以外の用途で使わない
・試験中に水分を摂取しない
といったことに気をつけてください。
模試は本気で取り組まなければ意味がないので、緊張感などは自分で作り出す必要があります。
問題が解き終わったら、採点をし復習をしてください。
同時に、模試を受けての感想を書きましょう。
・出来たこと
・改善すべきところ
・テストを受けるまでに、自分が行った勉強の内容
紙に書くか、スマートフォンのメモに記録して、後々見直しすることができると良いですね。テストのスコアもそうですが、自分の成長がわかるとモチベーションが上がるので。
4.もし点数が向上していなかったら
もし集中していたにも関わらず点数が向上していない、点数が400点前後の方は、
参考書の難易度を下げることも選択肢の1つです。
こちらの記事で、より扱いやすい参考書、勉強計画を紹介しているので良かったら参考にしてみて下さい。
語彙力や文法力を身につける作業はこれから本格的に始まりますが、スコアが高い人、そうでない人の違いは、勉強に対する負荷が高いか低いかだけの違いなので、
勉強にあてることの出来る時間や労力、費用などで総合的に考えるのが良いかと思います。
なお、「直前の技術」の勉強期間は、1ヶ月を想定しています。
<ポイント>
・仕上げとして、至高の模試を解く。
・勉強の取り組みを文字で残す(スマホのメモ帳)
・スコアアップしていない場合は、参考書を変えるのも選択肢の1つ。
基本例文700選の進め方
次に、「基本例文700選」を使ってリスニングの対策を行います。
この本は、TOEICで頻出する単語、フレーズが含まれた例文を700載せた本です。
その例文の数の多さもさることながら、特長なのは、例文がPartごとに紹介されている点です。
つまり、パート1で「よく出てくるテーマはこれ」、「使われる文章はこれ」と、
まるで過去問を解いているかのような勉強が出来るのです。
また同時並行で進めている覚えたての単語が、どのような文脈で使われるのか、理解できるメリットもあります。
300の例文でリスニングを鍛えよう。
リスニングの例文は400、リーディングの例文は300ありますが、
ここではPart 1から3までの300文を使用します。
それは得点を上げやすいパートだからです。
残りの400の例文に取り組んでもよいですが、優先順位を考えると、試験期間前に取り組む程度で良いかと思います。
本の進め方
本の進め方は、下記の通りです。
①例文1から300まで目を通す
②英語の音声を確認する
③音読練習する
まず一通り、例文1から300まで目を通してください。
レイアウトは、
左のページに英語の文章。
右のページに和訳と文章の解説が書かれています。
英文に目を通す際にわからない単語や表現があれば、蛍光ペンでマークしておいてください。
その後、右の日本語のページで該当する単語や文章をマークしてください。
左ページの英語の文章に、日本語訳を書くのは、控えた方が良いです。
右のページを見ればわかりますし、読解のトレーニングをこの後何回も行いますので、
初めはわからなくても、しだいに単語を覚えるようになります。
参考書は新書サイズなので、電車に乗っている時間や、TVのCM時間など細切れ時間でもこのタスクを行うことができます。
次に英語の音声を確認しましょう。
ここからの勉強は自宅で行ってください。
何をするかというと、例文を目で見ながら音声を聴いていきます。
その際に、英語の発音や意味がわからない単語が見つかったら、
発音の仕方や単語の意味を本に書き込んでください。
単語の意味を書き込むのは、左ではなく和訳が書かれた右のページです。
発音はカタカナで構いません。
(発音記号が読めるのは理想ですが、成人してから発音を矯正するのは数年単位の労力が必要なので、気にしなくて大丈夫です)
単語の書き込む内容ですが、品詞と日本語の意味、必要であれば辞書に掲載されている例文をメモしてください。
また一度に300の例文をこなすは大変なので、
Partごとに分けるか、100文ごとに取り組むのが良いかと思います。
次は音読のトレーニングです。
今までのプロセスで、読解と音声の認識が一通り終わったことになるので、
これからは音読をして習熟度を高めていきましょう。
流れてくる音声と同時に、文章を音読します。
うまく発音できないと思ったら、また音声だけ流したり、
あるいは音声を聞かずに音読してみても構いません。
1回ではうまくいくことはないので、日にちを分けて300例文を最低10回読みましょう。
そして電車の中などスキマ時間に音声で聞くようにしてください。
この音読練習をすることによって、
Part1〜から3で頻出する文章の読解ができるようになり、
また音声を聴いて意味が理解できるようにするのが目標です。
なお、勉強期間は3週間を想定しています。
<まとめ>
・まず例文1から300までの読解を行う。
・参考書を見ながら聞き取りをした後、音読を行う。
・100文ずつ、日にちを分けて最低10回は読む
「至高の模試」の進め方
この参考書は、
・英語を「聞く・読む」ことの基礎体力をつける
・TOEICに慣れる
ことが目的です。
模試が3回分収録されており、解説の丁寧さと、リーディングセクションにも音声が付属しているのが特長です。
TOEICはPart 1からPart 7までありますが、600点以上獲得するために、この参考書では主にリスニングセクションの問題を中心に使用していきます。
それはリスニングセクションの方が点数を上げやすいのと、単語が簡単なためリーディングセクションの勉強を始める前の、良いトレーニングになるからです。
1. Part 1、2の勉強を行う
まずリスニングセクションのPart 1の勉強を行い、その後Part 2に取り組みます。
Part 1は写真描写問題で、6問出題されます。
写真を見ながら、適切な説明文を聞き取るテストです。
至高の模試は3回分の模試が収録されているので、問題が18問あることになります。
まずは模試の第1回、Part 1だけ問題を解いて、採点、復習を行って下さい。
6問だけなので、それほど時間はかかりません。
作業が終わったら、また問題を解いて下さい。
このプロセスを、3回繰り返します。
1日に全て行わなくても構いません。
終了したら、第2回、3回目の模試でも同じ作業を行ってください。
最終的にこなす量としては、下記のようになります。
・模試第1回のPart 1を3回解く
・模試第2回のPart 1を3回解く
・模試第3回のPart 1を3回解く
・模試1〜3回目のPart1、合計18問を一度に解く
・あと2回、Part 1、合計18問を一度に解く
Part 2は応答問題で、25問出題されます。
流れてくる質問や文章に対して、適切な受け答えがされている英文を聞き取るテストです。
模試3回分で、合計75問、問題があります。
勉強のプロセスは、Part 1と同じです。
・模試第1回のPart 2を3回解く
・模試第2回のPart 2を3回解く
・模試第3回のPart 2を3回解く
・模試1〜3回目のPart2、合計75問を一度に解く
・あと2回、Part 2、合計75問を一度に解く
Part 1に比べて問題の量が多いため、疲れる作業だと思います。
一度にこなすのは難しいので、Part 1、2合わせて2週間を目処に行うことが出来ればと思います。
ポイントは、
・復習の際に、知らない単語をチェックする
・復習の際に、何と発音されているのか確認する
・目的は、英語を聞き続ける体力を養うことと意識する
といったことが挙げられます。
慣れていけば勝手に正答率は上がっていくので、スコアは気にせず、1から単語や英語の表現を学んでいるんだという意識を持ってください。
2. Part 4で、読解のトレーニングを行う
リスニングセクションのPart 4は説明文問題で、アナウンスやナレーションのようなミニトークが流されます。問題の数は30問で、大問は10個です。
聞き取りの難易度の高さや、長い時間英語を聞き取る作業は大変労力がいるものですが、
ここではこのパートを使って読解のトレーニングを行います。
英語を日本語に翻訳する作業です。
なぜかというと、読んで内容が理解できないのであれば、聞き取ることは不可能だからです。
作業は簡単で、解説書に放送で流される英文が記載されていますので、それを読解していきます。和文は紙に書いてから中身を確認しても良いですし、書かずに1文ずつ中身を確認していっても構いません。
ポイントは、
・わからない単語を見つけたら、蛍光ペンでマークする(英文、和文)
・よくわからない文法表現があったら、文法書で調べる
・一通り読解が終わったら、日を改めて3回以上繰り返し行う
読解は、最低3回は行ってください。
試験当日の待機時間や家で時間がある時に、気軽に読みこなせるようになるのが理想です。
次に、英文を見ながら音声を聞くようにしてください。
リーディング教材としてPart 4を使用することはできたので、今度はリスニングに備えて
Part 4の訓練を行うことになります。
こちらも最低3回は行う必要があります。
単語の発音や、イントネーションを確認しつつ、
音声のスピードで英語の意味が理解できているか試す訓練になります。
初回で全て聞き取るのは難しいことなので、頭の処理が音声についていけないと感じたときは、素直に単語を確認したり改めて読解のトレーニングを行ってください。
参考書を見ながらおおよそ聞き取れると感じたら、
次は難易度を上げて、参考書を開かないで聞き取りのトレーニングを行ってください。
歩いている最中や電車内、お風呂で聞くのをオススメします。
「至高の模試」に模試は3回分ありますが、
今回の読解とリスニングに使うのは第1回目のみです。
1回分の模試を丁寧にこなしてください。
<まとめ>
・模試第一回目の、読解を3回行う。
・参考書を見ながら、音声を3回聞く。
・参考書を開かずに、音声を3回聞く
もし余裕がある方は、上記の作業を第2回、第3回目の模試で行うのではなく、
第1回目の音読トレーニングを行ってください。
音声を聞きながら、文章を読み上げる作業です。
3. Part 3の勉強を行う
Part 3は会話問題で、39問出題されます。
話し手が2人から3人いますので、油断していると頭が混乱しやすいパートです。
とはいえ、文字で読んでみると、Part 4ほど複雑な単語は使われていません。
そこでここでは下記の2つを行ってください。
1.Part 4のように、読解を行う。
2.あと2回読解する。
読解は、模試の第1回分のみ。
英語を日本語に翻訳する作業を行いながら、
このパートではどのような問題が出題されるのか傾向をつかむようにしてください。
その後、実際に問題を解いていきますが、第1回から3回まで、3回分模試を解いて下さい。
・模試第1回のPart 3を3回解く
・模試第2回のPart 3を3回解く
・模試第3回のPart 3を3回解く
<まとめ>
・模試第1回、Part 3の読解を行う。合計3回。
・模試第1回から3回のPart 3を、それぞれ3回解く
なお、Part 4と3の学習期間は、合わせて3週間を想定しています。
Part 4→9日間
Part 3→12日間
4. Part 5、6の勉強を行う
Part 5と6はリーディングセクションの問題で、穴埋め問題です。
主に語彙力や文法力が試される問題です。
出題される範囲は決まっているため、多くの問題を解いて傾向を掴むことが、スコアを上げるために求められます。
作業内容としてはPart 1のようにシンプルで、
・模試第1回のPart 5を3回解く
・模試第2回のPart 5を3回解く
・模試第3回のPart 5を3回解く
といった作業をPart 6と共に行ってください。
ポイントは、
・わからない単語を見つけたら、蛍光ペンでマークする(英文、和文)
・よくわからない文法表現があったら、文法書で調べる
といったことが挙げられます。
読解問題のPart 7に時間を注ぐためにも、Part 5と6のパートは素早く問題を解いていきますが、今はあまり難しいことを考えず、模試に出題されているものと同じものが出題された時、必ず解くことが出来る、ということを目標にしてください。
リスニング問題のトレーニングや、下記の単語帳を勉強することで、語彙問題は自然と点数が上がるようになります。
Part 5と6は、1週間、短期集中で行いましょう。
「出る順で学ぶボキャブラリー」の進め方
ラストです。
今まで勉強の軸となる「①直前の技術→②基本例文700選→③至高の模試」の勉強方法を説明しましたが、同時並行で補足的に学習を進めていくのが、こちらの単語帳です。
覚えるべき単語の数
出る順で学ぶボキャブラリーでは、
毎回テストに出る最頻出の単語210ーターゲットライン470。
絶対忘れてはならない頻出の330ーターゲットライン600。
知っていると差がつく応用の330ーターゲットライン730。
と予め勉強すべき範囲が決められています。
単語帳には990個の単語が掲載されていますが、
まずはこの870個の単語と例文をマスターすることが、ここでの目標と言えます。
目標の点数よりも1つ上のターゲットラインまで単語を覚えることが理想的ですが、
直前の技術、基本例文700選、至高の模試とかなりの文章に触れていますので、
まずはそちらで出題された単語を覚えることを優先させても構いません。
単語も重複するところがいろいろと存在しますので。
勉強の仕方
勉強のプロセスは3つです。
1.内容を把握する
2.暗記する
3.覚えられなかったものは、単語カードに記入する
1.まずは単語帳を開いて、音声を聞きながら、英語と日本語の訳を確認してください。
まずはターゲットライン470点の210単語を勉強します。
単語50個×4セットを目安に行って下さい。
いきなり全ての単語の読解を行うのは大変なので、少しづつレベルを上げていくイメージで取り組んでください。
下に書かれている例文も目を通しておきましょう。
発音はなんとなくで構いません。単語を眺めた時、ローマ字読みで音読しそうになることがよくあるので、頭の中で想像した読みと、実際の発音が明らかに異なるもののみ、蛍光ペンでチェックするようにしてください。
明らかに異なった発音で覚えている場合、困るのは当然リスニングセクションです。
不正解に繋がりやすいのは特に名詞の単語です。気をつけましょう。
例)aisle(アイル):通路
2.次に、数日間かけて、英語を和訳できるように暗記してください。
・和文を紙で隠して、英語の意味を予想する
・音声を聞きながら、参考書を眺める
・紙に書く
などが典型的な単語の覚え方です。
3.覚えられなかった単語を、単語カードに記入する
次に、50個勉強した単語のうち覚えられなかったものを単語カードに記入してください。全て単語カードに書き込むのは、時間がもったいないです。
数日かけてどうしても覚えられない単語のみ、単語カードで勉強していきます。
ここまで終わったら、600点目標のための330の単語を、同じ取り組み方で処理していきます。その次は730点の330単語です。
新規の単語学習と単語カードを同時に行います。
<ポイント>
・覚えるべき単語の数は540から870。
・470/600/730と、設定ラインごとに単語を学習する
・50個をワンセットにして暗記する
・覚えれなかった単語のみ、単語カードで勉強する
まとめ
以上がTOEIC 600点を獲得し、Cランク(470〜729点)へ入るための勉強計画です。
ポイントは、
勉強期間としては、3ヶ月前後を想定しています。
・直前の技術→1ヶ月
・基本例文700選→3週間
・Part 1、2→2週間
・Part 4、3→3週間
・Part 5、6→1週間
次回は、TOEIC試験で600点取れなかった時の対処法を記事にしていきます。
皆さんの日常に、英語が当たり前の存在になることを願っています。
管理人きむきむ。
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